どしゃ降り
劇場公開日:1972年3月14日
解説
事故の裏に隠された疑惑をめぐって展開するロマンチック・サスペンス。製作はラルフ・ボーム、監督・脚本は「濁流」のレオナール・ケーゲル、撮影はジャン・ブルゴワン、音楽はクロード・ボランが各々担当。出演は「太陽が知っている」のモーリス・ロネ、ロミー・シュナイダー、シモーヌ・バッシュ、ガブリエレ・ティンティなど。
1970年製作/フランス
原題または英題:Qui?
配給:大映第一フィルム
劇場公開日:1972年3月14日
ストーリー
恋人同士のクロード(G・ティンティ)とマリーナ(R・シュナイダー)が乗った車が突然崖から転落した。マリーナは寸前ドアをあけて外へ飛び出し、無事だった。急を聞いてかけつけたクロードの兄セルジュ(M・ロネ)は事故の様相からマリーナを疑った。一方のマリーナも、なぜかクロードが生きているような気がして不安な時を過していた。セルジュはマリーナを誘って、クロードの車を探索した。死体はなかったが、シートの奥に弾の一発足りないピストルを見つけた。セルジュはマリーナへの疑惑を深めたが、一方彼女に激しい愛が燃えてくるのを感じていた。次の日、セルジュに警察から電報が届き、クロードの死体発見を知らせてきた。腐乱した死体はクロードとは判別しにくかったが年令着衣などからセルジュはクロードに違いないと判断した。しかし気になっていたピストルの弾は死体には入ってなかった。そのころマリーナが、買物を終り、エレベーターに乗ろうとした時、死んだはずのクロードがあらわれたのだ。必死に逃げたマリーナは、アパートに戻ってさらに驚いた。クロードが待ちうけていたのだ。クロードはあの時、自分を侮辱したマリーナを殺そうと車ごと海へ飛びこんだのだった。ナイフを持って迫るクロードを、マリーナは逆に刺し殺してしまった。そこへクロードの死体発見の報をもってきたセルジュに、マリーナは取り乱して犯行を告白したがたったいまクロードの死体を確認したセルジュは受けつけない。二人は過去を捨てて旅に出立することにした。しかし楽しい旅も束の間であった。数日間降りつづいた雨で土が洗われ、庭に埋めたクロードの死体があらわれてきたのだ。
スタッフ・キャスト
- 監督
- レオナール・ケーゲル
- 脚本
- レオナール・ケーゲル
- 製作
- ラルフ・ボーム
- 撮影
- ジャン・ブルゴワン
- 音楽
- クロード・ボラン
- 字幕監修
- 岡枝慎二
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Sergeモーリス・ロネ
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Marinaロミー・シュナイダー
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Dorotheeシモーヌ・バッシュ
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Claudeガブリエレ・ティンティ