トーマス・クラウン・アフェアーのレビュー・感想・評価
全8件を表示
知的な人間による華麗な犯罪
ピアースブロスナン扮するクラウン投資社長トーマスクラウンは、美術館からモネの絵を見事に盗んで ご機嫌に家で眺めた。
室温を5℃上げて絵を盗むなんてテクニシャンだね。知的な人間による華麗な犯罪。トーマスクラウンをリストに挙げたレネルッソ扮する調査員キャサリンバーニングも直接アタックするなんて大したものだ。ふたりの直接対決の展開だが、レネルッソがちょっと老けてて見えてときめく様な事はなかったのが極めて残念だな。でも体当たり演技は良かったね。
驚きの関係度の高さ
当初B級映画を見るノリで見始めたら余りの完成度の高さに度肝を抜かれた。良く練られたシナリオ、最後まで飽きさせない役者の緊張感ある演技。見る側を楽しませる様々な夢のような疑似体験と男女の留まる事のない駆け引きとそれに絡める美術品をめぐる犯罪サスペンス。スティングのBGMがまたとてもいい。そして美術に興味のある人には幾重にも張り巡らされた知的な仕掛け。素晴らしい。言うことなし。
90年代らしいわかりやすさ
投資家のブロスナンと保険屋のトリックとロマンスな映画。無駄にセレブなブロスナンの行動がわかりやすくて90年代。逃げたあと仕事はどうするんだ?という突込み沢山。
ラスト、保険屋を騙して他の女と落ちあって欲しかった。
恋愛迄のエピソードが足りない。
億万長者で美術品専門の泥棒と女性保険調査員が、華麗なトリックと推理を屈指した知恵比べと恋の鞘当てをするラブ寄りのサスペンス。
スティーブ・マックイーン主演の「華麗なる賭け」のリメイクだそうです。
冒頭の絵画窃盗シーンはリズム感もスピード感あり、映画に引き込まれていきます。
ヒロインの推理も無理がなく的確で、推理ショーとしても楽しめる作品です。
ただ、肝心のラブストーリーが物足りなく感じます。デートシーンは幾つかあったのですが、二人が惹かれ合うには少しエピソードが足りなく、無理くり恋愛映画にしてしまったように思います。もう一つ位両想いになるストーリーを入れたらラストがもっと引き立ったかもしれません。
DVD200円ゲットシリーズ。リメイクのようだ。オリジナル未見。 ...
DVD200円ゲットシリーズ。リメイクのようだ。オリジナル未見。
途中までは良かった。大富豪の天才犯罪者と頭脳明晰な美人保険調査員のスリリングな駆け引き。
どちらが勝つのだろうと思ったら、なんとこの2人がラブラブになってしまった。そこからはもう単なるロマンス映画に。残念、そのままスリリングな対決となって欲しかった。
2人のファンなら楽しめそう。特にレネ・ルッソは◯◯◯も拝めます(笑)最初と最後の泥棒シーンはなかなか楽しめます。
前半の軽い娯楽から後半は真剣に
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 70
スティーブ・マックイーンの「華麗なる賭け」のリメイク版である。しかし犯罪は現代風に洗練され、取り締まるほうもハイテク装備で待ち構える。犯罪も映画の見せ場として趣向を凝らしており、どうやって犯罪を成功させるかをしっかり描く。このあたりはオリジナルの「華麗なる賭け」よりもレベルが高い。
前半は主演のピアース・ブロスナンは最初は007の役柄そのままに軽いスマートな態度でかつどこか茶化したように演じる。少年の心を持った大人が真剣にゲームを楽しんでいた感じのマックイーンとは雰囲気はかなり異なる。ルッソもまだ余裕の態度でゲームに参加するという雰囲気である。
後半からはブロスナンもルッソもだんだんと真剣になってきて、映画全体に緊迫感が出てくる。仕事と本当に相手を信じていいのかという思いに揺れる心情が表れていて面白い。
ピアース・ブロスナンはまり役!!
原作のスティーブ・マックイーン主演の方は観ていないのですが、この趣味で美術品の泥棒を繰り返す富豪のプレイボーイぶりはむしろ、あくの強い前作より今作品の方が際立ってるように思う。それほどこの役をやらせたら多分右に出る者がいないのではないだろうか?脚本、演技、ともに秀作です。レネ・ルッソも揺れる女心をうまく演じています。ほりだしものでした。
全8件を表示