「悪徳長官に騙された」トータル・リコール(1990) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
悪徳長官に騙された
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総合:70点
ストーリー: 80
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 65
けっこうネタバレしていますので、まだ見ていない人は注意してください。
そうじゃなくても秘密工作員が登場する怪しい話なのに、何せ物語の中では自由に記憶を操作できるので、何が本当かわからない。どれが作られた記憶で、真実はどうなっているのだろうかと疑いながら見てしまう。
そしていつの間にかレジスタンスの中にまで来ていた五人の子持ちのタクシー運転手のミュータント。あれ、そういえば彼はどうしてここにまでついて来ているんだと思いきや・・・。たいした役者でしたよ、あなた。
シュワルツネッガー演じるクエイドが自分自身が語るビデオにも騙された。コーヘイゲン長官は「お前に頭を使うことなど期待しておらん」などと言ってやたらと部下のビクターを馬鹿にするが、確かにこいつは頭が良くて、みんなを手のひらの上で踊らせている。金はかかっていても時代を感じるセットではあって映像的にはそれほどでもないが、この裏の計画が良く出来ていた。ビデオの中でクエイドと共に微笑む長官が敵役ながら天晴れ。
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