「凄くイギリス的な映画」遠すぎた橋 傘さんの映画レビュー(感想・評価)
凄くイギリス的な映画
クリックして本文を読む
空挺部隊を降下させドイツへ続く全ての橋を占領し
戦車部隊を駆け抜けさせドイツのドアを突き破る。
空前絶後、ノルマンディーを超える大空挺作戦が巨費と豪華な俳優陣で描かれます。
ま、題名からネタバレですが負けます。(´;ω;`)
作戦の発動理由は「たまにはイギリスに花を持たせないと…」
な、感じでノルマンディー以降連戦連勝な連合軍は勝ったつもりです。
まるで高校野球で大量得点した高校がベンチの控え連中を打席に立たせてやるような感じで発動した空前絶後の大作戦な訳です。
ですから、レジスタンスが「ドイツの戦車隊が居る」と言っても
前線の将校が「通信機が不調」と言っても「道が1本しか無いから容易に待ち伏せされる」と言っても
蹴散らせば良いやろで発動します。(o゚Д゚ノ)ノ
空挺作戦は米英で行われ最深部の橋は精鋭イギリス空挺団が受け持ちますが…
出だしの軽快な音楽が最後には陰惨な音楽となり
作戦の失敗を観る者に感じさせます。
全て終わった後に再び軽快な音楽に繋がる演出が
必死で戦って帰れなかった空挺隊員へのせめてもの手向けになったでしょうか…
アメリカ万歳の映画が量産されている隣で
そんな映画に巨額をかける…
なんともイギリス的だなぁと思いました。
コメントする