「圧倒的臨場感」遠すぎた橋 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的臨場感
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本作は「史上最大の作戦The Longest Day」と並ぶコーネリアス・ライアンのベストセラー、同名小説の映画化、と言うよりほぼ史実に基づいたドキュメンタリーめいた戦争映画です。
マーケット・ガーデン作戦は多くの犠牲者を出し挙句撤退を余儀なくされた連合軍の手痛い失敗の作戦、結果論として分析すれば根拠のない楽観論、不都合な情報の隠ぺい、無線機の欠陥の看過、天候不順などいくつも出てくる、挙句には「橋が遠すぎた」という訳のわからない落ちまで出てくるのだから始末が悪い。見どころは巨費を投じた落下傘降下や戦闘シーン、もちろんキラ星のごとき出演陣も見ものでしょう、何より戦争の不条理は十分描けていましたね。
戦場にタイムワープしたかのような臨場感、3時間近い長編にもかかわらず見入ってしまいました。
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