「アクションがいい」トゥルーライズ プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションがいい
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スパイのシュワルツネッガーが職権濫用して嫁がスパイになる。
といってもただのマネゴトのつもりだったのだが、本当に巻き込まれる。
かくして嫁共々敵につかまるが、夫婦協力して何とか脱出する。
そして今まで隠していた、自分がスパイだったってことを告白する。
続いて今度は娘が敵に誘拐される。
ですぐにシュワが飛行機でかけつけ、助けて敵を殺す。
で、反抗的だった娘も父を尊敬するようになりハッピーエンド。
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昭和やなあ、と思わせてくれる作品。
ちょっと前に見た映画でも同じことを思った気がするが。
感覚がまるで今とは違う。
だって自分の正体を隠して妻を尋問して、夫を愛してるか聞くんやで?
また同様に、自分の正体を隠して、無理やり一人で踊らせたりするし。
いやいや、そんなんただの変態でしょうに。
嫁だって本気で怖がってやってるし、正直かわいそう。
それとか人が簡単に死にまくってるし、殺す時のシュワがまた楽しそう。
悪い奴だから殺していいっていう、昭和の美学やなあ。
優位に立って、いざ殺すって時の決めゼリフとか、またイヤらしい。
弱者をいたぶってるようにしか見えないんですけど。
今の時代じゃ、こんなのをカッコいいって思う奴はおらんやろなあ。
まあ過去に何回かは見てて、めっちゃ面白いって思った映画やから、
今見てもそれはそれで面白いんやけどね。
今の若い奴が初めて見たら、えっ?って思うシーンが多いんじゃないんかな。
まあアクションは今見てもなかなかいいんやけど。
あと、吹き替え版で腹かかえて笑ったシーンを1つ。
空中で飛行機の羽の辺りに何とかしがみついてて落ちそうな娘に
シュワが言った一言・・・
「頑張れ、落ちろーっ!」
えっ?って耳を疑った。あんさん本音出てもうてまっせって思った。
何回巻き戻してみてもそう聞こえる。
嫁が言うには、「頑張れ、リナ(か忘れたけど、名前)」だそうだが、
やっぱり落ちろって言ってるって。
そう思って何回も巻き戻しながら、ずっと笑い転げてもたわ。