「タイトルなし(ネタバレ)」道中の点検 しんかいぎょさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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先日購入したゲルマン監督のDVDBOXから『道中の点』を視聴
一度敵(ドイツ)に寝返った男が再びパルチザンに戻って来て、疑いの目を向けられる中で敵の列車を奪い取る任務を課せられる、というあらすじ。
ある程度の盛り上がりは見せるものの基本は活劇映画的なものではなく、静かに映画は進行する。ソ連国内での戦いで逃げ惑う人々や戦う兵士の様子を通して、人それぞれがどのような生き方をしているか、というものが浮かび上がってくるようだった。
後半に入ると「どのように生きているか」という事に加えて「どのように生かされているか」という視点が入り込んできている気がした。終幕直前のシーンはそれら全部丸っと抱き留めるような製作者側の姿勢を感じたような気がした。
とてもいい映画に巡りあえたと思えた100分だった
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