「愛すべき人と町」天使の涙 カサブランカ齋藤さんの映画レビュー(感想・評価)
愛すべき人と町
異国の香港に想いを寄せる様になったのはこの映画がきっかけです
日本と似ているけどどこか違う、マクドナルドも出てくるのに
一つ一つがオシャレで、セリフも耳触りが良い
「子供のまま、父さんといたかった」
「帰るとき
彼に送ってと頼んだの
初めて人と こんなに近く
すぐに着いて分かれるのは
分かってたけど
今のこの暖かさは永遠だった」
「毎日雨が降ってくれればいいのにな」
捻りも暗喩も無いのに何故か忘れられないセリフ達です
この映画を見る度不思議な気持ちになります
初恋を思い出したり、年老いてく母を憂いる気分になったり、少し背伸びをした気分になったり、大人になりたくないって思ったり
これはただの恋愛映画ではありません
香港の町は今でもこんな感じの天使達が往来しているのでしょうか?
モウのバイクの後ろに乗るミッシェル・リーを
見てみたい、あのトンネルで。横目に見てそのまま通り過ぎてみたい。
ノーヘルはダメですけどね
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