劇場公開日 1993年4月17日

「面白くなくはないけど…」天使にラブ・ソングを… あんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 面白くなくはないけど…

2025年8月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

テレビで断片的に観たことがあるだけで、劇場で通しでは初めて観た(「午前10時の映画祭」)
ゴスペルがガンガン流れる印象を持っていたが音楽はややおとなしめ。それもそのはずで舞台になっているのはニューヨークのブラックゴスペル系教会とかではなくサンフランシスコのカソリック教会とその付属修道院。そしてパフォーマンスされるのは聖歌隊による賛美歌のアレンジと、既存ポップスのゴスペル風アレンジである。白熱のコール・アンド・レスポンスとかはない。
だからどちらかというとこの作品はビング・クロスビーの「我が道を往く」の流れにある貧乏教会を合唱隊が救う話がベースでそこにコメディ味がやや加味された感じかな。それもヴィンス親分の二人の子分の間抜けぶりとかコメディの基本ラインは押さえてあるんだけど全体的には薄味。ウーピー・ゴールドバーグ一人に頼った作品といっても過言ではない。
聖歌隊の中ではウェンディ・マッケナが演じるメアリー・ロバートの歌のうまさが突出しているけど吹き替えだそうです。
ちなみにこの時のローマ法王はヨハネ・パウロⅡ世で、修道院長の部屋に写真がかかっています。
エンドクレジットででてくるタイムスの表紙の写真(法王とウーピー)はさすがに合成かな?

あんちゃん