「娯楽映画のかがみ」天使にラブ・ソングを… pekeさんの映画レビュー(感想・評価)
娯楽映画のかがみ
「午前十時の映画祭」で鑑賞。
楽しめました。
「お客様は神様です!」ということ――つまり、観客を楽しませてなんぼ、ということを体にたたき込んだプロフェッショナルたちが作った映画です。
娯楽映画(というのもおかしな言い方だが。映画は基本的に娯楽だと思うから)にお決まりのアクション・シーンやドタバタ劇だけでなく、本作には、倫理観とか人間性についての洞察のようなものも描かれていて、バランスのよいエンターテインメントになっていると思いました。
もちろんツッコミどころもいろいろあるのですが、作品の質が高いとそういう点はあまり気にならなくなりますね。そういうことをゴチャゴチャと取り立てて言うのは野暮だと感じてしまう。滑稽なストーリーを、バカバカしいと感じさせずに観せることができれば、その映画は成功です。
てなわけで、本作は「娯楽映画のかがみ」と言ってよいでしょう。
このまえ観た、『茜色に――』なんとかという映画の対極に位置するようなサービス精神満点の作品でした。
それはそうと、デロリスは、やはり神に導かれてあの修道院にいくことになったのでしょうね👼アーメン🙏
コメントする