天国から来たチャンピオンのレビュー・感想・評価
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久しぶりに観ましたがやっぱり良かった!
当日少女期真っ盛りな頃に鑑賞し、かなり熱狂的にこの映画のファンになりました!
あの時代、ウォーレンベイティーは大スターでしたし、ヒロイン役の女優さんの美しい事⭐︎
ついこの間みた「ドクトルジバゴ」の女優さんです
天国ものの先駆けのようなストーリーの始まり
気づいたら飛行機の搭乗口の場面へ。。。
アメフトチームのQBのジョーがジョギング中に交通事故に遭います
まだお召しの時期ではなかったけれども
新前の「お迎え役」の早とちりで天国へ連れて行かれそうになる所を、
搭乗者名簿を確認してもらい、間違いに気づきます
なんと!予定日は2033/3/20‼️
いや、今現在よりも先ですね?笑
そこから、彼の「生きなおし」の物語が始まります
その後、
妻と秘書の共謀で殺害された大富豪実業家の身体を一旦借りるのですが、
その大富豪実業家での日常がシリアスな設定だけど、コミカルに描かれています
それもとても面白くてテンポが良いです!
また、お屋敷の使用人さん達が、みんな良い人!
その時に知り合った女性と運命的に惹かれあい、、、
最後、
今までの記憶を消されてしまってから
ロッカールームでの場面が
かなり寂しいところです、、、
もちろん、前の記憶が残ってたら厄介ですもんね
そしてまたベティと逢って…
軟派じゃ無くて、本当にあるのかなぁ〜?
「どこかでお会いしましたか?」って…ねっ!
ありましたね⭐︎
「今から優勝のパーティがあるのですが、今から行っても遅いし、僕は騒がしいの苦手なので、、
何処かでコーヒーでもいかがですか?」
「あなた、クウォーターバック?」
「はい、どうしてそれを…」
「コーヒー、いただくわ」
この場面だけで最高のラブストーリーに
なってしまいます♡
ほろっとしました
そして当時少女期の私が一番刺さったのは
ジョーがベティと見つめ合いながら
「僕の瞳を覚えてて」的な事を言う場面!
そして、そこで言うんですよね
「これから先、君の前に年下のクウォーターバックの青年が現れたら、無下にしないで、、」って
久しぶりに観ましたが、
刺さりました!
そんな感情が残ってて良かった!ホッ。
瞳の奥、覗かないとね!
天国から戻って来たチャンピオン‼️
まさに後々大量に作られるハートフルなゴーストものの先駆けであり、例えば死後の世界とか天国、死にそうな人の体に乗り移るみたいな描写も、その後いろいろなメディアで元ネタにされた名作ですね‼️ウォーレン・ベイティも製作、監督、脚本、主演の一人四役で頑張ってますが、オスカーを獲った「レッズ」よりも今作の方が私ははるかに好きですね‼️何回観たか分かりません‼️自動車事故でこの世を去ったプロのアメリカン・フットボール選手ジョーは、自分の命がまだ寿命に達しておらず、50年も残ってるのに、新米案内人のミスで天国へ連れてこられたことを知らされる。しかし戻るべき肉体は既に火葬され灰となってしまっていた。そこで彼は青年実業家の肉体に乗り移り、再びスーパー・ボウル出場を目指すが・・・‼️青年実業家と、彼の事業による公害を告発し、青年実業家に乗り移ったジョーと惹かれ合うベティのラブ・ストーリーとしてもホントにステキ‼️ベティに扮するジュリー・クリスティの魅力が絶大で、ジョーと車内で食事するシーンの表情‼️ホントに美しい‼️そして試合中に死にかけたトムに乗り移り、記憶を失くしたジョーとスタジアムで邂逅、その瞳に何か特別なモノを通じ合う、感じ合うラスト・シーン‼️「あなた、クォーター・バックね?」‼️切なくも爽やかな余韻を残す素晴らしいラスト・シーンですね‼️ホントにたまりません‼️そして青年実業家を殺し、金を奪おうとする妻と秘書のドタバタを、ユーモラスに滑稽に描く演出もホントに可笑しい‼️レバー・シェイクやサックスなどの小道具(?)の扱いも上手く、そんな心温まるサックスの調べが印象的な音楽も素晴らしすぎる‼️ホントに名作ですね‼️
僕を忘れないでほしい
「僕を忘れないでほしい。僕の瞳には人と違う何かがあるって言ったね。多分(アメリカン)フットボールの選手だろうけど、若い男がそのうち君に親し気に話しかけるかもしれない。そしたら変な奴だなんて頭から決めつけないで一応話し相手になってやってくれないか。ポジションはクォーターバックかもしれない・・・。」
ファンズワースとしての命が尽きようとしていることを悟ったジョーのこの言葉が、彼がトム・ジャレットに入れ替わったことをベティに気づかせます。
「あなた・・・クォーターバックね?」
ロマンチックすぎるラストシーンです。
せっかくラムズがスーパーボウルチャンピオンになったのに、ついさっきまで喜びを分かち合っていたジョーが彼自身の記憶をすっかりなくしてしまったことに気づいた時のマックスには気の毒で胸が痛みました。間違いで亡くなったんだからジョーとして生かしてあげる訳にはいかなかったのでしょうか。
40年以上前にリアルタイムで観ており、トムがテナーサックスを上手に吹いたことで、テナーサックスを吹くのが好きだけど下手なジョーではないとマックスが気付いたと記憶していましたが、カットなのかそのシーンはありませんでした。名シーンなのに残念です。
俺たちに明日はない(原題:ボニー&クライド)などで有名なウォーレン・ビーティですが、今作は監督・脚本・主演を兼ねた彼の渾身の傑作であり、代表作の一つと言っていいと思います。
2025年3月20日AM10時までご存命なはずだ。
『出来たら君とコーヒーを』
『あなた、クォーターバックね?』
『そうだ』
『コーヒー頂くわ』
始めて見た。オジキが好きな映画だった。
アメフトはこの映画よりも前に『サンフランシス49ズ』のファンだった。高校生の頃 使っていた下敷きが、49sの柄だった。この頃から、テレビでアメフトが中継録画でやっていた。はずだ。
しかし、映画はよくあるパターンなので、見ていなかった。思っていた通り、予定調和だったが、2025年3月20日AM10時までご存命なはずだ。
この映画が好きだったオジキが生きていれば、ちょうど80歳。団塊の世代真っ只中。彼は、大日本帝国の法律『PLAN75』に抵触する事なく、無事に天国へ行ったが。
余韻が残る展開
観客を虜にする天才プレイボーイの手練手管。
プロデュース・監督・脚本を兼務、そして主演。 エネルギッシュな人である。
女性にモテる男の特徴は、マメであることに尽きると言う。 こういう大胆さと繊細さを併せ持った作品を創れるウォーレン・ベィティは、一級品の才能を持った映画人であると同時に、やはり噂にたがわぬ天才プレイボーイなのかもしれない。
まず、脚本が素晴らしい。 いくつものコメディを手掛けているエレイン・メイとの共同脚本だが、二人で相当に練り込んで書き上げたのだろう。ドラマの構成、展開、セリフの細部に至るまで、神経を使い尽くし、考え抜かれて書かれているのがわかる。
そして特筆すべきは、思い切った演出手法。
事故で亡くなった男の魂が、別の男の身体を借りてこの世に蘇る物語なのだが、通常の映画やドラマなら、当然、二人の男を別々の男優が演じるはずだ。
ところがこの作品では、二人の男を、ウォーレン・ベィティが一人で演じる。 アメフト選手ジョーの魂が大富豪レオの身体で生まれ変わって七転八倒する物語の顛末を、最初から最後まで、ベィティの演技だけで見せ切るのである。
つまり、あくまでも「魂の主」がこの作品の主人公であるという事を、ベィティの姿を通して観客に教えようとしているわけだが、この手法が抜群の感動効果を生み出す。
最後の最後に、ジョーの魂が別のフットボール選手として生まれ変わる場面でも、演じるのはやはりベィティ。 ラスト10分のくだりでは、ベィティの演技の巧みさもあり、非常に強い感動で心を完全に持っていかれた。
作品のトーンは、アメフト選手ジョーの陽気で楽天的な性格によって色付けされており、終始、軽いコメディのノリだ。 だが後半、ヒロインとの恋愛物語が展開していくにつれて、徐々に「愛と魂の神秘」の色合いが現れてくる。
ベィティの洒脱な演技で牽引していきながら、いつの間にか作品の奥にある深淵なテーマへと観客を導いていく。 そして最後は、上質な恋愛ドラマを観終わった時のような深い感動に浸らされる。
ヒロインとのキスシーンは、アメリカ映画とは思えないほどに控えめ。 軽薄に映りそうな部分を、注意深くそぎ落としているようにも見える。
女を口説き落とすために、自分の全てを投げうって女に尽くすプレイボーイが、観客を感動させるために、全身全霊で創った作品➖という印象だ。
というわけで、完全に一本取られた。 百戦錬磨のプレイボーイの手に掛かった女性の気持ちとは、こんな感じなのだろうか。
男前で才能もあり、女にマメ。
ぬぅぅぅ、、、ウォーレン・ベィティ、憎い!憎い!憎い!
1978年の映画ですが、とても楽しめました。
ウォーレン・ベイティのアメフト選手のノー天気キャラが、凄く可愛い。
天国の手違いで天国へ連れて行かれそうになる。
この世に残る条件が、妻と愛人に殺された大富豪の体と入れ替わること。
性格がアメフト選手のままなので、執事やメイドさんとの行き違いが、
なんとも笑える。
なにかと言うと、大砲を轟かせて合図するところも、笑える。
大会社を経営する大富豪なのにアメフトのスーパーボールに、
クォーターバックで出場することしか、頭に無い。
6700万ドルでアメフトチームを買収して、出場に漕ぎ着ける・・・など、
映画ならではのお楽しみが満載です。
それにしても懲りない悪妻です。
何度でも殺しを繰り返す・・・ベッドの真上の照明がドサッと落ちてきたり、挙句に・・・
死者との入れ替わりが、楽しいコメディですが、ラストにも入れ替わりが更にあって・・・
飽きさせません。しんみりホロリとしました。
淡い恋の相手がジュリー・クリスティ。天使役がジェームズ・メイソン。
ジョー(ベイティ)のコーチ役がジャック・ウォーデン。
音楽がデイヴ・グルーシン。
綺麗な映像も丸でした。
監督・製作・脚本・主演がウォーレン・ベイティ。
1978年作品。
1978年製作の秀作。
40年以上も前の作品なんですが、今見ても、おもしろい。
奇想天外なストーリーですが、
いい話です。ラストもね。
リメイク作を見てみたいですね。
ジェームズ・メイスンとジャック・ウォーデンがいいな。
共に大好きな映画「評決」の出演俳優なんですが、
こういう人が出てると安心して見れます。
ジャック・ウォーデンは、主演者のサポート役がよく似合う。
ソウルメイト
「ソウルメイト」
ソウルメイトを私は信じます、心から
まさにジョーとマックスはソウルメイトなのだと思う
私は長いこと勘違いをしてきたのだ
ソウルメイトととは互いが死んだその後にまた出会うものとばかり思っていた
しかしこの映画を見る限りでは違う解釈になったのです
そう、1人が死んでも転生した命はその残った1人とまた出会うことだってあると
マックスは直ぐにわかるほどになっていた、それだけ別れも経験してしまっているのですけどね
ベティも人を肩書きや外見で見る人ではないと思いたい
それにしても迷惑な話だな〜
間違えてさっさとあの世に連れて行ってしまわれても困りすよ、私だって生きているうちにやりたい事がまだまだ山積みでそうそうあちらの世界には簡単に行く気はないですからね
当初の計画では今ごろアメリカに移住していてコメディー映画を100%理解しながらバカ笑いをしていたはずなのですが言うほど高く飛ぶこともせずに平々凡々な生活をしてたりします、ごめんなさい
そして最後に
チャールズ・グローデンさんに良い旅立ちをと言ってあげてください
素晴らしい
才人、ウォーレン・ベイティ
スーパーボウル出場を目指し、ロサンゼルス・ラムズのQBの主人公(ウォーレン・ベイティ)は活躍していた。
運悪くランニング中に交通事故により死んでしまう。
しかし天使の手違いにより天国には行けず、別人になってしばらく生きることになる。
最初になったのは妻と秘書により殺されようとしていた大富豪の男。
大企業に抗議にやってきた女性(ジュリー・クリスティ)に一目惚れ。
とてもうまい語り口で楽しませてくれる。
ちょっとかなしい
主人公が生き返ってからの物語中盤までは、なんとなく先が読める感じで、安心しながらコメディーとして楽しめた
いきなり会議ですごくいい人になったり、
体鍛えたり、執事に優しくしたり…
あるあるなシーンだけど、みててワクワクしました
サキソフォンの設定もよかった
ただ、富豪がなくなってからはちょっと
おいおい~という展開に
今まで視聴者がみてきた屋敷での設定が全部なかったことになるのは、ちょっとかなしかったし
すっきりしませんでした
まあ、人が死ぬって、あとは残された人達の記憶だけになってしまうし、
そういう表現だとしたらうまいな~と思いました
ただ、全部なかったことにするのかと思ったら、
彼女の記憶だけ残っているという
あの仲良しのトレーナーのことは忘れるのに!?
まあ、富豪時代は一時的なホームステイな感覚だったと思えば納得もできるかもしれないけど
妻と秘書とかどうなったんでしょう
ヒロインが最後スーパーボウルに来たってことは、逮捕されたのでしょうね…
二時間ドラマをみてる感覚で気軽に楽しめました
物語は無茶苦茶だが、見終わった後に残る感触は悪くない
総合:60点
ストーリー: 45
キャスト: 65
演出: 70
ビジュアル: 65
音楽: 65
物語は荒削りでかなり無理がある。事故の衝撃の大きな音がして事故が起きたてしまったことがわかり、死体も火葬されているのに、劇中で「運動選手だから事故を避けられていた」とか言ってみたり。異なる体で世界最高レベルのスポーツ競技に簡単に順応してみたり。あと50年生きるはずの主人公は、いきなり時間切れで消え去ることになるし、愛する人を亡くしたばかりで悲しみに暮れているはずの女性は、会ったばかりのアメフト選手を見て簡単に乗り換える。このようないいかげんな設定と物語はけっこうB級な匂いがするし、時代もあって天使が消えたりする映像効果もしょぼい。
だが健全な映画を作ろうとしている意気込みは伝わってくるし、だから物語に違和感を感じつつも見終わって悪い気はしなかった。所詮はコメディだから物語にそれほどこだわる必要もないのだが、でもまあ総合得点としてはこんなものかな。
あなた、クォーターバックね?
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