デモリションマンのレビュー・感想・評価
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Netflix「ブラック・ミラー」に出てきそうな、2032年の🇺🇸だった!!
30年位前に観て、ウェズリーの奇抜な見た目は覚えていました。今観ると、ネトフリのSFアンソロジー、「ブラック・ミラー」のようなレトロ・フューチャー感がありました。小説のようなオーソドックスなストーリーで良いと思います。
設定は強引だが
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刑事のスタローンは誤解がもとで冷凍の刑に処せられる。
数十年の間冷凍され、刑期が過ぎれば解凍されるというもの。
そんな時、かつてスタローンの逮捕した極悪非道男が爺に解凍される。
この爺は自分が権力を握るために極悪男を利用しようとしたのだった。
太刀打ちできなくなった警察はスタローンを解凍、対峙させる。
時代は平和そのものになっており、酒とか肉は禁止となっていた。
さらに常に監視されていて、汚い言葉使いとかもNG。
そんな時代なんで、スタローンの強引な捜査は際立つことになる。
でもこの時代にもまともな(?)人達はいて、地下に潜って生活していた。
地上での人間らしくない異常な生活を否定していたのだった。
スタローンは彼らを味方にして極悪男と戦う。最後は殺して終了。
その前の黒幕爺は極悪男に殺された。アホや(場)
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確かこの作品は高校の時に劇場に見に行ったんじゃなかったかなあ。
当時はみんなデモリッショマンって発音してた。
でも文字では明らかにデモリションマンなので、当時から疑問だった。
ググってみたら669件のみがヒット。やっぱり小数派やったか。
それにしても現代の常識の通用しない未来の世界で、
バリバリの現代人を活躍させるために強引な設定になってるなあ。
冷凍の刑って何やねん(場)
自由を奪ったり強制的に労働させて本人に罪の重さを認識させる、
それが懲役刑の意味やのに、冷凍されて数十年って意味ないやん。
単に未来に送られるのと全く同じで、ある意味オイシイやん。
不治の病の特効薬の開発を信じて自ら冷凍される人さえおるのに。
まあでもこのテの映画にそんなツッコミは野暮ってもので、
派手に暴れて悪が滅びればそれでOKということで。
この時代の映画にしてはまあまあ。
外国人監督によくありがちな、着物の着方が全然違うのがきになって映画に集中できなかったです。
マルコ・ブランビア監督もしかり。着物の前合わせが右左逆です。
シルベスタにウェズリー・スナイプスが、ランボーと言う台詞はウケた。
この時代の映画にしてはお金を掛けてますねー。
ウェズリー・スナイプスが最高
ウェズリー・スナイプスが超絶管理社会の未来に蘇って暴れまくる。「人間には悪人になる権利だってあるんだ、善人ぶったツラが子供番組の司会者みてえだぜ!」などかっこいいセリフを連発して、ハイキックのキレも素晴らしく、感動するほどよかった。ただ、オーバーオールはどんなセンスで選んでいたのか理由が気になる。
エコカーや自動運転、汚い言葉で罰金、禁煙など、超絶管理社会ぶりが現代日本に照らし合わせても洒落にならなくなっている。
すごく面白かった。
こういう“もしも”は大歓迎!
単純に楽しめる映画です。このSFとアクションとユーモアのバランス私は大好き。
未来もののSFは色々あるけど一際面白い視点から描いてるなと思いました。
でも1993年時点ならドラえもんでも見てるような気分でみられる気がするけど、2011年で初見の私には(あの徹底した無菌っぷりが社会として成り立つのかは置いといて)ありえなくもなさそうで少しずつ近付いてる気がしてちょっとだけ怖さも覚えました。20年近く前はどんなつもりで舞台の2032年を描いたんだろう。
ていうかこのまま何事もなければ2032年とか私普通に生きてるんだなと思うと上手く言えないけどすごく変な感じw その頃にはどうなってるんでしょうか。
話を戻して、冷凍刑務所で40年近く眠っているうちに目覚ましい変化を遂げた街(サン・アンゼルスっていうのも面白くて好き)に帰ってきた“原始人”2人のバトルが最高にわくわく。スタローンVSスナイプスって贅沢!
あの世界におけるフェニックスの馴染み方というか臨機応変な応用力とスパルタンのアナログっぽさ(編み物w)が、二人のさすがのアクションからちょっとした会話までとっても効いてて。血までパリッパリになる最期の画は考え抜かれててすごく好きです。
やっぱり良いヒーローは良い敵によって引き立ちますね。
ウェズリー・スナイプスは最近『追跡者』観たばっかりなのでそれとはまた違うユーモアたっぷりの魅力的な悪役が素晴らしかったです。
あとブレイク前のサンドラ・ブロックも作中でいう現代っ子(ちょっと変わった天然の、だけどw)な感じが良く出ててすごく良かった。
3つの貝の使い方教えてよ!w
最後に破壊屋スパルタンは「俺達はどう生きていけばいいんだ?」という問いに「お前らはもう少しらは汚くなれ。お前らはもう少し綺麗になれ。 歩み寄れば住みよい街になる」と答えます。
彼が本当に壊した物は…と聞こえてきそうな感じですがw、このシンプルな“正解”は普遍的なものであり続けて欲しいです。
地下のフレンドリーも「自分で考える、それが人間だ」って言ってたけど、作中何度か何も知らない無機質な機械音声が虚しく響く度にああこれは絶対違う!と思いました。
例えば冷凍刑務所にしたって囚人から自分のしたことを省みる時間を無くしちゃだめですよね。
リアルでももうそろそろ便利への線引きをしなきゃいけないところまできてる気がします。
まあこんな固い事考えなくてもあんまりこの作品の評判を聞いたことがないのが不思議なくらい目と耳だけで充分に楽しめる快作でしたw
おすすめです。
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