「死とは何か」デッドマン・ウォーキング 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)
死とは何か
死刑囚の死刑執行、それは、我が国でも日常としてある。
が、当事者(死刑囚、遺族含めて)はごく少数で、その心情に
思いを馳せることは、通常ほぼないが、こういう映画を見るたびに
考えさせられる。
人の人生って、死って、明確には答えられない。一人一人みんな違うから。
自分はどちらかと言えば死刑廃止論者ではないが、死刑が抑止になるとも
思えない。改心とは、償いとは、明確な答えはない。
私ごとだが、80代の父が最近、亡くなったが、認知症で話すこともできず、
面会に行っても、呼吸が苦しそうな時もあった。
それは誰にも伝えられない苦しみって。想像するだけでも怖い。
実際の死刑執行の方が、むしろ楽に死ねるなと思った。
ショーンペンは、演技はうまい、本物に見える。
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