テックス
劇場公開日:1984年6月2日
解説
田舎町に住む若者たちの生態を描く。製作はティム・ジンネマン、エグゼキュティヴ・プロデューサーはディズニー・プロ社長のロン・ミラー。監督はティム・ハンター。S・E・ヒントンの同名小説(集英社文庫コバルトシリーズ)に基づき、ティム・ハンターとチャールズ・S・ハースが脚色。撮影はリック・ウェイト、音楽はピノ・ドナジオが担当。出演はマット・ディロン、ジム・メッツラー、メグ・ティリー、ベン・ジョンソンなど。原作者S・E・ヒントンの住んでいるオクラホマ州トゥルサで撮影された。日本版字幕は金田文夫。テクニカラー、ビスタサイズ。1982午作品。
1982年製作/103分/アメリカ
原題または英題:Tex
配給:東宝
劇場公開日:1984年6月2日
ストーリー
オクラホマ州トゥルサ郊外に、15歳のテックス(マット・ディロン)と17歳のメイスン(ジム・メッツラー)のマコーミック兄弟が住んでいた。母は亡く、父はロデオ巡業に出かけていて、家に帰ってこない。2人は対照的な兄弟で、メイスンはバスケット・ボールの選手として将来を嘱望されており、本人もインディアナ大に進学を希望していた。テックスは少々でたらめな性格の持ち主だが、自分の馬トヨタをかわいがっていた。ジョニー(エミリオ・エステヴェス)とその妹ジェイミー(メグ・ティリー)は、テックスと親しかったが、彼らの父でこの町の名士であるコール・コリンズ(ベン・ジョンソン)は子供たちが彼とつきあうことを嫌っている。父が金を送ってこないので、生活費にこと欠き、メイスンは弟に無断でトヨタを売ってしまう。このことで兄弟は喧嘩をする。その夜、友人のレムがやって来て、子供の誕生をつげたので、兄弟はコリンズ邸に忍び込み、ジョニー、ジェイミー兄妹と一緒に祝った。胃痛を訴えるメイスンにつきそって、テックスはトゥルサの病院へ行く。その帰りに拾ったヒッチハイカーが指名手配の男で、銃をつきつけられたが、テックスの機転で難を逃れた。このことがTVニュースで放映されたのを見た父が、家へもどって来た。テックスはジェイミーとドライヴし、彼がキス以上のものを求めると、彼女は拒否した。やがて、不図したことで、テックスは自分が父の実子ではないことを知る。自棄を起こしたテックスは、レムの麻薬取引について行き、腹部を射たれてしまった。病院にかつぎこまれるテックス。退院したテックスに教頭のジョンンン夫人は馬の調教のバイトを世話してくれた。メイスンのインディアナ大への進学も決定した。(東宝配給*一時間四十分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- ティム・ハンター
- 脚本
- チャールズ・S・ハース
- ティム・ハンター
- 原作
- S・E・ヒントン
- 製作総指揮
- ロン・ミラー
- 製作
- ティム・ジンネマン
- 撮影
- リック・ウェイト
- 美術
- ジャック・T・コリンズ
- ジョン・B・マンスブリッジ
- 音楽
- ピノ・ドナジオ
- 編集
- ハワード・スミス
受賞歴
第40回 ゴールデングローブ賞(1983年)
ノミネート
最優秀助演男優賞 | ジム・メッツラー |
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