ロサンゼルスのレビュー・感想・評価
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みんなアマチュア刑事の味方
ロス市警のだらしなさと法の理不尽さが際立つ展開で
ロス市民はみんなアマチュア刑事の味方。
しかし死刑執行人には悲しい結末
ブロンソンのシワだらけの顔が余計に悲しい。
展開は変わらない
だがそれでいい。
身内を無残に殺されて、済ませてやれるほど甘くない展開。
家族をやった相手にちゃんと報復するのが第一作目との相違か。
作品のヒットにより自警意識を高め、過剰防衛の問題もテーマであるが当時は支持されて人気も出たのだろう。
昨今、私刑はあるまじき行為みたいに言われているが、法律に定められた罰だけで許される筈もない事をしでかす事件が増えており、社会のクズとも言える仇どもに誅を加える主人公とその気持ちを理解する脇役たちの反応が熱い。
殺人に薬、強盗と更生を求める余地の無い奴らに銃弾をぶち込んで始末するのは良いが、やはり現在ほど演出も映像技術の派手さが無い分、あっさりした感がある。
ラストに始末された男だけが薬中とは言え、警官を何人もなぎ倒すなど巨体も相まってパワフル(笑)でタックルガンガンやってたから元はアメフトとかやってた役者なのかな?と思ったり。
1作目からお付き合いの警視が死んでしまうのは寂しい。
デスウィッシュ2
復讐系映画、デスウィッシュ2、アクション映画の元祖なので今の感覚で見ると物足りなさがある。
前作と同じ流れでストーリーが進行する。前作との違いは娘の死に方がこの時代にしては一工夫ある。淡々と相手を消していく。最後は、普通に殺し終わる。気が付いたらクライマックスが終わってた。「ああ、今殺したのが最後の1人だったの?」って感じででED流れる。その辺が元祖も元祖すぎて演出不足してる。この時代だからこそ評価された。のちの同系統の作品で洗練化されていったであろう演出がまるごと抜けてる。普通こういう場合、残すはあいつだけだ。みたいな演出が挟まれるのにそれがない。アクション映画の元祖だから当たり前と言えば当たり前。ただラスボスが精神病棟に入れられてそれを狩りに行くやり取りは当時としては画期的だったのだと思うとストーリーの粗さが良さでもあるのだなと思う。大甘に評価して★5
ブロンソンがおじいさん
『狼よさらば』の時点でかなりのおじさんだと思っていたブロンソンがますます年老いて、おじいさんになっていた。しかし美人の女子アナと付き合ったりして、お盛んだった。
家政婦と娘を殺されて、相当なショックだったのを押し殺して仕事に励んで、恋愛もこなしてその実、裏では熱心に復讐活動していた。すべては世間の目を欺くためだったのだと思ったら、彼女の女子アナに結婚を申し込んでいたので、あれ?と思った。けっこう切り替えが上手なタイプだった。
ロサンゼルスは、車社会で自家用車とタクシーとバスで移動していた。チンピラどもが最初はワゴン車に乗っていたのに、その後は麻薬や銃を持っているのにバス移動していたところが微笑ましかった。当時のロサンゼルスの荒廃ぶりはすさまじかった。
BGMやSEのセンスが悪くてうるさく、実際の音との区別がつきづらかった。
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