劇場公開日 1998年6月13日

「残念なスピンオフ」追跡者(1998) 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5残念なスピンオフ

2023年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

前作『逃亡者』のスピンオフで作品で、トミー・リー・ジョーンズ扮する熱血連邦捜査官(笑)が主役のクライムアクション映画です。

今回の“逃亡者”は、ウェズリー・スナイプス扮する配達員ですが、ハリソン・フォードの時と違って彼の人となりが見えてこず、全く感情移入出来ませんでした。恋人を大切にしている男という印象だけでは情報があまりにも少な過ぎます。

物語の序盤に登場するロバート・ダウニー・Jrが(当然ですが)若くて驚きました。目付きが現代と同じなのですぐに分かります(笑)

イントロで自動車事故に遭い、大怪我をした筈のウェズリー・スナイプスですが、その後元気に走り回って逃亡を続けている姿を見て心から安心しました(笑)

クライマックスは前作には劣るものの、エキサイトして観ることが出来たので、星はふたつ半にさせて頂きました。

『逃亡者』は観てほしいですが、『追跡者』は「別に観なくてもいいんじゃね?」が私のリアクションです。

蜷川吝塀