ツイスターのレビュー・感想・評価
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牛も車も空を飛ぶ
総合60点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
牛も車も巻き上げられて空を飛んでいく。凄まじい竜巻の威力を見せ付ける映像作品で、どうでもよいとってつけたような物語はそのための付録に過ぎなくて、その意味でとてもスピルバーグらしい単純明快な映画。1996年製作にしては映像はとてもよくて、この映像技術を最大限に生かした主題を考えたとき、竜巻に行き着いたのだろう。荒れ狂う竜巻の破壊力を楽しむだけの作品。
竜巻のドキュメンタリー番組を観たことがあるが、突然発生し好き勝手に動き突然消滅する竜巻を発見・追跡するのはとても困難で、番組内では専門家が何ヶ月かけても一度も竜巻に接近することすら出来なかった。作品内のように次々に竜巻が発生して甚大な被害をもたらし簡単に竜巻に接近できる話は大袈裟で都合主義でつまらない。ただし実際に車を吹き飛ばし家を破壊するアメリかの竜巻は風速100mを越えることもあり日本の台風など比較にならないくらい強力だそうで、それを疑似体験するという点で面白い。
ホフマン氏を偲んで鑑賞しました。
サッパリと楽しめます。
学生時代に見て好きになり、本日DVDで見返しました。
確か、ディザスタームービーの黎明期に作られた作品のはずです。
当時の作風は感動巨編ばかりで、辟易していた私にとって本作品は大歓迎でした。
その為、今も贔屓目に見てしまいます。
ノリの良い音楽と、単純明快なストーリーで分かりやすいです。
ですが、決して手抜きと言うわけでは無く、アメリカが直面している『竜巻』という災害を、庶民視線からの解決に挑む内容が面白いです。
しかも、未来に真実味を帯びる話で、明るい気分になれます。
竜巻が都合良すぎるとの批判を聞きますが、リアル追求の末に竜巻が空振りを続けたら、何の話にもならないです。
寓話である以上、映画は押し並べて都合の連続だと考えています。
流石にCGの質感には時代を感じますが、当時劇場で鑑賞した時に、クライマックスでは足がすくみました。
大画面で鑑賞出来れば、まだまだ迫力ある映像を堪能出来ます。
サッパリとした映画を見たい方にオススメです。
追悼:一昨日フィリップ・シーモア・ホフマン氏がご逝去されました。
本作品も含め、氏の類いまれなる役づくりに敬意を表すと共に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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