劇場公開日 1979年7月7日

「やっぱり・・・泣いてしまう・・・」チャンプ(1979) おまつさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5やっぱり・・・泣いてしまう・・・

2023年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

単純

興奮

 大好きな2本の映画、「真夜中のカーボーイ」のジョン・ボイトと「俺たちに明日はない」のフェイ・ダナウェイ。その二人の渋くて泣かせる演技だけでももうたまらんのに、相乗効果を与える名子役リッキー・シュローダーの好演。むかーし観て泣いた映画。30年を経た今観ても同じように、いやその時以上に泣いてしまいました。名作です。
 大人の事情で実の息子であるT・Jを所謂シングルファーザーの境遇に追いやった母親役であるフェイ・ダナウェイ。セリフは少なかったけれど、その苦悩を表情としぐさで絶妙に演じていたと思います。年を重ねてこそこの人の名女優ぶりがうかがえます。
 ストレートでシンプルで心に直接入ってきます。時間を忘れさせる作品です。こんな映画、これからもどんどん出てきて欲しいものです。

おまつ