独裁者のレビュー・感想・評価
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古い映画なので、当然今の笑いとは違うが、 いろんなお笑いの原点にな...
古い映画なので、当然今の笑いとは違うが、
いろんなお笑いの原点になっているんだなと、
お笑いの歴史を見るような感覚だったが、
2時間見続けるには多少疲れた。
見どころは一番最後の
チャップリンの名演説です。
現代の物質社会の中で、
人類が忘れてきた思いやりに触れる名演説です。
兵士に向けての演説部分では、
昨今のウクライナ情勢を思いながら聞くと、
泣きそうになります。
トップ100
独裁者
最高の風刺
傑作
笑いもするし心も震える
ユダヤ故
凄いどころじゃない!
悲劇と喜劇は紙一重
この作品を観終わった後5分ぐらいボーっと余韻に浸っていて無性に「早くレビューを書かなければ!」と謎の使命感に駆られた。
喜劇の対義語は何だろうか?
もちろんすぐに出てくる単語は悲劇だ。しかしこの作品を観た後だと喜劇の対義語は戦争なのではないかと思う。
じゃあ悲劇はなんなんだ?自分は悲劇は喜劇の類義語だと今は思う。誰かにとっての悲劇は誰かにとっては喜劇にもなりうるからだ。この作品はそれを教えてくれた。独裁者のチャップリンが最後の方で兵士に理髪師のチャップリンと間違えられた。これは独裁者のチャップリンからすれば"悲劇"だ。しかし、その他のユダヤ人であったり、兵士などにとっては結果的に"喜劇"となった。
このように喜劇と悲劇は紙一重だ。
じゃあ喜劇の対義語は?それが戦争だ。
戦争が喜劇の対義語だといいことは、今作や「この世界の片隅に」や「ジョジョラビット」などの作品も証明している。
その喜劇と戦争を何十年も前に扱ったチャップリンはやはり凄い!
彼は偉大なるコメディアンであり偉大なる道徳者だ。
凄まじい
80年が経ってまた強烈なメッセージを放ちはじめてはいないか?
1940年公開、トーキー作品
改めてみてセットやロケシーンの美術がものすごく手が込んでいる事に驚かされた
ナチスによるユダヤ人迫害の映画は実に沢山の作品がある
しかしそれらは全て戦後のものだ
本作は1940年の作品だ
正に現在進行形の中で作品にされているのだ
そこが決定的に違う
他にはないのだ
ファシズムを阻止して民主主義を守れ
ラストの有名な演説シーンがもちろんテーマだ
だから本作の役割は第二次世界大戦の終結を持って終わった
21世紀に生きる私達にとっては、あの当時はそうだったんだ、ふーん
チャップリンのギャグは面白いなあ
それだけだろうか?
80年が経ってまた強烈なメッセージを放ちはじめてはいないか?
敵国の首相はまるでトランプ大統領だ
迫害されるユダヤ人はチベットやウイグルの人々そのままだ
ゲッペルスに相当する幹部が述べる独裁が民主主義に勝るとの演説は中国共産党の言説そのままだ
そう独裁者は習近平だ
進駐され征服されるのは台湾かも知れない
いや日本かも知れない
コロナウイルス禍はいつか終息するだろう
その時独裁国家の中国がいち早く復興したとき中国が世界の覇権を握るとしたらどんな恐ろしい世界が訪れるか知れたものではない
コロナウイルス禍より恐ろしい残酷な世界になるだろう
今こそチャップリンのラストの演説を聴くべきだ
独裁者を打倒して民主主義を守らなければならない
これ、何がすごいって、ヒトラーが存命中の作品ってこと。現代からヒト...
代表作
Let us fight for a new world. チャップリンの素晴らしい風刺映画
言わずと知れたチャップリンの名作。これまでずっと観てなくて、たまたま読んだ「キネマ探偵カレイドミステリー」という小説の中に作品が出てきていたので興味を持ち、今回初めて観ました。
いやー、チャップリンの動きはキレッキレですね。素晴らしい。無声映画の頃から活躍していたコメディアンって所に歴史を感じます。笑えるかどうかは別問題としても・・・ま、正直笑う事は全くできなかったのでちょっと退屈もしたのですが、動きだけで表現の幅の広さには感服物です。
そして、最後のスピーチ。これはしてやられました。この時代ってまだナチス全盛の頃に、真っ向から否定する映画を作ってしまうチャップリンって本当にスゴいとしか言いようがないですね。というよりこのスピーチの内容全然今でも通じる。世界的に閉塞感が増している今だからこそ観るべき映画なのかもしれないです。
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