独裁者のレビュー・感想・評価
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最高の風刺
いつものコメディタッチの中に潜む風刺。
面白く作りながらも「ここがダメだ!」というメッセージが散りばめられている。
ラストの演説はチャップリンの心の叫びだったのだろうと感じた。
現代でこそ、批判や風刺ができるが、この時代にこれを作ったチャップリンは本当に偉大だと思う。
傑作
言わずもがな。
子供の頃にみた地球儀で遊ぶシーン
そして最後の演説のシーンは今も覚えているし
コメディのお手本であり
チャップリンを超えるコメディ映画はないのではないかと思える作品。
演説のシーン
ほとんど瞬きしないんですよね。
今じゃ当たり前の技術だけど凄いわ。
笑いもするし心も震える
以前にYouTubeでスピーチのシーンだけ見たことがありその時すごく感動して、気になって見ました。
チャップリンの映画は初めて見たのですが、ハンガリー舞曲に合わせて散髪するシーンや、ドイツ語の誇張したモノマネ?などの笑えるシーンがあり、時代関係なく笑かしてくれるなんてさすが喜劇王!!と思いました。
個人的には秘書にタイプライターで文章を書いてもらうシーンが一番笑えました笑
最後のスピーチシーンは何度もYouTubeで見てきたけど、やっぱり感動し、これまでのどの時代にも突き刺さる内容ですね。
このシーンを撮りたくてこの映画を作成したのかなとも思いました。
ユダヤ故
何処にも自らが属す国がなく天地として居住した国米国からも程よく追い出されたユダヤ人役者チャップリンと言う見方で、現在本作がネットフリックスに登場した意味合いを考えて見ようと観た。観ているうちにヒトラーとスターリンのような関係性で描かれる二人のやり取りに惹きつけられのめり込んだ。と言うのが本作の実力の一つだと思う。私は、人間とはこうも馬鹿で情け無い存在で有りながら、どうしてここまで繁栄したのかがわからなくなりつつあるが、結論は文化芸術を一つとした創造力によるものだと。至るのである◎チャップリン!有難う。
凄いどころじゃない!
ストーリー性と、メッセージ性がアップした分、笑いの部分が大幅減。
って、そんなコト言ってられないね。ヒトラー全盛と言っても過言ではない1940年に、こんな作品を作り上げちゃったチャップリンは凄いどころじゃないわ。
ただ、凄いは凄いけど、面白いかと言われると、
それは別。テーマ的に両立は難しいわな(^_^;)
悲劇と喜劇は紙一重
この作品を観終わった後5分ぐらいボーっと余韻に浸っていて無性に「早くレビューを書かなければ!」と謎の使命感に駆られた。
喜劇の対義語は何だろうか?
もちろんすぐに出てくる単語は悲劇だ。しかしこの作品を観た後だと喜劇の対義語は戦争なのではないかと思う。
じゃあ悲劇はなんなんだ?自分は悲劇は喜劇の類義語だと今は思う。誰かにとっての悲劇は誰かにとっては喜劇にもなりうるからだ。この作品はそれを教えてくれた。独裁者のチャップリンが最後の方で兵士に理髪師のチャップリンと間違えられた。これは独裁者のチャップリンからすれば"悲劇"だ。しかし、その他のユダヤ人であったり、兵士などにとっては結果的に"喜劇"となった。
このように喜劇と悲劇は紙一重だ。
じゃあ喜劇の対義語は?それが戦争だ。
戦争が喜劇の対義語だといいことは、今作や「この世界の片隅に」や「ジョジョラビット」などの作品も証明している。
その喜劇と戦争を何十年も前に扱ったチャップリンはやはり凄い!
彼は偉大なるコメディアンであり偉大なる道徳者だ。
凄まじい
これがチャップリンか。。
凄まじい情熱とパワー。同時代に現存していた独裁者を徹底的にこき下ろし、思いきり笑わせてくれて、最後の演説で大衆を一気に感動に引き込む。
映画の持つ力をこれでもかと見せつけてくれる、名作中の名作です。
80年が経ってまた強烈なメッセージを放ちはじめてはいないか?
1940年公開、トーキー作品
改めてみてセットやロケシーンの美術がものすごく手が込んでいる事に驚かされた
ナチスによるユダヤ人迫害の映画は実に沢山の作品がある
しかしそれらは全て戦後のものだ
本作は1940年の作品だ
正に現在進行形の中で作品にされているのだ
そこが決定的に違う
他にはないのだ
ファシズムを阻止して民主主義を守れ
ラストの有名な演説シーンがもちろんテーマだ
だから本作の役割は第二次世界大戦の終結を持って終わった
21世紀に生きる私達にとっては、あの当時はそうだったんだ、ふーん
チャップリンのギャグは面白いなあ
それだけだろうか?
80年が経ってまた強烈なメッセージを放ちはじめてはいないか?
敵国の首相はまるでトランプ大統領だ
迫害されるユダヤ人はチベットやウイグルの人々そのままだ
ゲッペルスに相当する幹部が述べる独裁が民主主義に勝るとの演説は中国共産党の言説そのままだ
そう独裁者は習近平だ
進駐され征服されるのは台湾かも知れない
いや日本かも知れない
コロナウイルス禍はいつか終息するだろう
その時独裁国家の中国がいち早く復興したとき中国が世界の覇権を握るとしたらどんな恐ろしい世界が訪れるか知れたものではない
コロナウイルス禍より恐ろしい残酷な世界になるだろう
今こそチャップリンのラストの演説を聴くべきだ
独裁者を打倒して民主主義を守らなければならない
これ、何がすごいって、ヒトラーが存命中の作品ってこと。現代からヒト...
これ、何がすごいって、ヒトラーが存命中の作品ってこと。現代からヒトラーを批判するのは簡単だが、当時はそうではなかったはず。ヒトラーが戦争に勝ってたらどうなったのだろう、身の毛もよだつ。
笑いを交えながらの風刺、そこもすごい。笑うところはほんと、腹抱えて笑っちゃいます。そして考えさせられる場面、このメリハリの妙。
見るべき名作の一つ、間違いない。
代表作
チャップリンの代表作であるこの作品、当時CIAから共産主義者とのレッテルを貼られたのは解らないでもない。
ただの反戦主義者に過ぎず、帝国主義をも批判していたのに過ぎないのだが。
チャップリンの伝記映画の「チャーリー」を併せて観ると更に楽しめると思う。
Let us fight for a new world. チャップリンの素晴らしい風刺映画
言わずと知れたチャップリンの名作。これまでずっと観てなくて、たまたま読んだ「キネマ探偵カレイドミステリー」という小説の中に作品が出てきていたので興味を持ち、今回初めて観ました。
いやー、チャップリンの動きはキレッキレですね。素晴らしい。無声映画の頃から活躍していたコメディアンって所に歴史を感じます。笑えるかどうかは別問題としても・・・ま、正直笑う事は全くできなかったのでちょっと退屈もしたのですが、動きだけで表現の幅の広さには感服物です。
そして、最後のスピーチ。これはしてやられました。この時代ってまだナチス全盛の頃に、真っ向から否定する映画を作ってしまうチャップリンって本当にスゴいとしか言いようがないですね。というよりこのスピーチの内容全然今でも通じる。世界的に閉塞感が増している今だからこそ観るべき映画なのかもしれないです。
全ての者が生きる権利
初めてチャップリンの映画観ました
当時この映画を作ったのはすごい
ブラックコメディというか
皮肉の表現がすごいなと。
こんなにも愉快なヒトラーの独裁政治に関する映画は観たことがないし、こんな表現の仕方もあるんだと感激した。
何よりも最後の演説までの流れも非常にうまい
そして演説内容が観ているこちらの心を掴む。
何度でも観たいと思う、
そして多くの人に観てもらいたいなと思った映画
あの時代にこの内容。
チャップリンがヒトラーを小馬鹿にしながら、至る所に笑いを
入れているブラックコメディ作品。
あの時代に、この内容の映画を撮る勇気がよくありましたね。
本物のヒトラーはこの作品を見て笑っていたのか怒っていたのか。
この映画は笑いのネタも最高ですが、テンポが非常に良いです。
テンポがいい映画が私は好きですので、この映画は非常に
お気に入りの作品です。
この映画を見るまでは昔の映画はあまり見たことがなく、
「チャップリンと言っても昔の人だろ?昔は面白かっただろうけど
今見たら絶対面白くないだろ・・・」と思っていた時がありました。
しかし・・・最高に楽しめました、ごめんなさい。
人生で一回は見た方がいいかもしれません、オススメです。
昔の映画はあまり見たことなかったんですが、これを機に見て
みようかな。と思えるほどチャップリンの映画は素晴らしかった。
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