「戦争に人間を引き込む真実のカラクリ」をチャプリンが暴いた」殺人狂時代 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争に人間を引き込む真実のカラクリ」をチャプリンが暴いた
クリックして本文を読む
「モダン・タイムス」や「黄金狂」よりも「ライムライト」かこの映画がチャプリンの映画で最初に見た映画だと思う。
助けた少女が羽振りを良くして、主人公の前に現れる。
ネタバレあり
つまり、
彼女の
現在の
夫に
なった人の
職業は
なんと
「軍需産業!」
「アメリカンキャピタリズム」に対するチャプリンの嫌悪感と言うよりも、「戦争に人間を引き込む真実のカラクリ」をチャプリンが暴いたので、彼は「レッド・パージ」にあったと思われる。映画での殺人鬼としての姿は二の次の様に思う。
助けた少女の「現在(その当時)の羽振りの良さ」だけがこの映画の主旨だと思う。
言うまでもなく傑作だが、ブリジットジョフを的確に捉えた傑作作品と感じる。反戦映画だけではない。
戦争に勝って、黄禍論に怯えたアメリカ社会に対する警鐘に感じる。しかし、全く効果は無く、アメリカ社会は朝鮮戦争へと突入する。そして、それは21世紀になった今も終わっていない。残念な事である。
コメントする