地上最大のショウのレビュー・感想・評価
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🎦グレイテスト・ショウマンの原型
大規模なサーカスに関する記録映画のような本体に、妙な人間ドラマが何本か並行してからんで来る。公開当時は大変話題になりアカデミー賞やゴールデングラブ賞などを受賞している。出演者も綺羅星の如く、名優をふんだんに使い演出しているのだが、どうもそれが今の時代に合って無いかのようでなかなか内容に入っていけなかった。資料的な観点から見るにはちょっと時間も長いのであまり一般的にはお勧めできない。
映画って、すごいもんだ…と再認識
NHKBSにて録画したものを見る。
タイトルは聞いたことあるものの、大昔の娯楽映画にどれほどの価値があるものか。
ただ、僕が感動した映画の1本である、3年前に公開された「グレイテスト・ショーマン」の元ネタらしい作品というのは何となくしていた。(実際は逆だが)
で、見た作品は、長尺を退屈させることなくグイグイ引き付ける内容だった。
やはり、何十年たっても見続けられるのに堪えるものはすごいね。
勉強になった。
NHK、受信料を払わずにこんな名作を録画させてくれるんだから、すばらしい。ホントいつか受信料を払う日が来るといいな。
拍手喝采の裏に潜む危険
チャールトンヘストン扮するサーカス公演監督のブラッドブライデンは、コーネルワイド扮する空中ブランコの神様セバスチャンを加入させる事を条件にフル巡業する事になった。ベティハットン扮するブラッドの恋人でメインだったホリーは格下げに面白くなかった。セバスチャンは、ホリーをメインの中央リングに戻そうと言った。ふたりは、ネットも張らずに技を競った。ブラッドはホリーの命の危険を顧みない技を途中で辞めさせたのでセバスチャンはホリーに優しく接した。果たしてブラッドとホリーの間にはひびが入ったままなのか? 華麗なるサーカス全盛期の頃の話かな。規模が違うもんね。拍手喝采の裏に潜む危険を顧みない芸だからこそ受けたんだろうね。
巨匠デミルのサーカス映画
大作映画に本領を発揮した巨匠セシル・B・デミル晩年の傑作。豪華さとスケールが大きいスペクタクルの誰もが楽しめる映画。平明なストーリーでサーカスの醍醐味に見入る娯楽映画の見本。ジェームス・スチュワートの配役がいい。
豪華絢爛
ヒュー・ジャックマンの「グレイテストショーマン」の主人公P・T・バーナムが動物を交えたサーカスの原型を作りました、タイトルの「地上最大のショー」はP・T・バーナムの考えたサーカスの宣伝文句です。死後、1907年に彼のサーカスはリングリング兄弟に売却され、劇中の実際のサーカスショーを演じるリングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスとなりました。監督のセシル・B・デミルは彼らの興業に2か月間密着し映画の構想を練ったそうです。
今の子供たちはサーカスを知らなくてもディズニーの子象の「ダンボ」やピエロなら知っているでしょう。日本でも昔は木下大サーカスなど全国を廻る有名なサーカス団があり庶民の人気の娯楽だった時期があります。もっとも私は子供の頃「外で遅くまで遊んでいると人さらいにサーカスに売られ、お酢ばかり飲まされるよ」などと周りの大人たちに脅されたのでサーカスは苦手でしたが・・。(お酢は体を柔らかくするのでアクロバット向きの体になるという迷信)
本作の見どころは何と言ってもリアルなサーカスショーの豪華絢爛さでしょう、時代が古いのでシネマスコープでないのが残念ですが良く撮れています。
物語はサーカスの壮大さに比べたらよくあるだろう女性を巡るいざこざや事件で、おまけのようなものですが普段は観られない楽屋裏、動物たちの名演技で補って余りあるでしょう。
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