「西部劇の記念碑」小さな巨人 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
西部劇の記念碑
先住民との戦いで全滅したカスター将軍の騎兵隊。唯一の生き残りで、121歳となったジャックが語る。10歳のときに両親を殺された彼は、シャイアン族に育てられ、小さな巨人と呼ばれる。やがて騎兵隊に捕われた彼は、白人社会で暮らすことに。その後も先住民と白人社会を行き来し。
複雑な生い立ちを描いた物語ながら、コミカルな描写もあったのが意外でした。終わってみると、広大な西部の舞台にも関わらず、長いジャックの人生には、何度もあった再会の物語でした。なにより、それまでの西部劇と異なり、先住民に同情し騎兵隊の蛮行を描いた記念碑的作品。
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