劇場公開日 1991年5月18日

「Neil Young ニール・ヤングが一枚かんでおったとは (インディアン嘘つかない)」ダンス・ウィズ・ウルブズ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0Neil Young ニール・ヤングが一枚かんでおったとは (インディアン嘘つかない)

2020年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

🎵午前十時の映画祭は 今年限りでラストを迎える 鈍いあたしは今頃知った まるで人生一周遅れね はやる心で 日曜 迎えた~~~

東京ららばい(中原理恵)の節でご唱和お願いいたします😅

Dances with Wolves
観ました❗良かった~
一匹狼🐺や愛馬🐴との友情も含めた、男の物語。

新型肺炎に懸からないように、マスクをして、中国人の多い歌舞伎町のTOHOシネマズに向かいました。

南北戦争のさなかにも先住民(インディアン)との戦いや先住民同士のいさかいもあったのかとあらためて知りました。史実と違うかもしれないけど。
 判官贔屓というか、やはりモンゴロイドのわたしは、カムチャッカ半島、アラスカを越えてアメリカ大陸に渡った遠い先人としてのインディアンを応援したい気持ちが強いです。ナバホ族、ズニ族、ポピ族などのラグや装飾品なども大好きです。
 第2次世界大戦中、米軍は先住民出身者からなる暗号専門の部隊を組織したそうです。たぶん、言葉の意味や文法などが日本語と似ていて、文字文化がないから、かえって音で記憶しやすいと踏んだからかと思いますが、多分に民族的な差別に基づいて先住民に忠誠心を誓わせる目的もあったのではないかと思われます。使えるものは何でも使う。さすが、白人は狡猾ですね。
 コスナーの主演/監督で、スー族の女性とのラブストーリーでもある本作ですが、お相手はインディアン女性ではなくて、幼少時に捕らえられた設定の青い目の白人女性でした。通訳としての重要な役割もあるわけです。
 1997年のアンジェリーナ・ジョリー出演の True Woman(ロード・トゥ・ヘブン)も南北戦争当時の話しでしたが、インディアンの血が混じることのタブーも描かれます。アンジェリーナ・ジョリー自身がイロコイ族の血が混じるので、率先して出演したのではないでしょうか。でも、イロコイ族っていい名前ですね。わくわく😃💕します。

スー族と他部族のいさかいの場面ではライフルが大活躍しますが、部族同士の喧嘩にライフルを使うことに酋長が同意するかなぁと思いました。白人が部族間抗争にわざと銃を与えて、仲違いを強めたのでではないかと。 そんなことをレビューを書こうとすると考えてしまうのですが、そうじゃなければ、繊細かつ大胆な男気と先住民の生活を含めた北米大陸の自然に感動する良作です。インディアン役の役者たち、みんなステキでした。エキストラの先住民も多かった。今ではこんな映画作れるとは思えない。
 バイソン(バッファロー)の群れのシーンもすごかったです。動物は一切殺していないと最後にクレジットが出ましたが、本当? 特撮? 今ならVFXですが、でも、趣(おもむき)ないでしょうね。 映画館の大画面でのデジタルリマスターはすごく良かったです。

追記
バッファローの大群を狩る撮影シーンは3500頭で行われ、至近距離での撮影は飼いならされた2頭で行われ、そのうちの一頭はニール・ヤングが所有、調教した「マンモス」君だとか。へー、ニール・ヤングすげー。特撮なしだそうです。驚きました。
ニール・ヤングは好き。声が。曲もね。有名な曲は、 Heart of Gold. Album は Southern Man、Only Love Can Break Your Heart の入っている After The Gold Rush が好き。ニール・ヤングのバックバンドは Crazy Horse だったけど、バッファロー飼ってるニールの方が crazy だよね。 反骨のロッカーだから、スケールが違う。

参考文献:https://ciatr.jp/topics/235831

カールⅢ世
kazzさんのコメント
2020年1月28日

カールⅢ世さん、
ホントにこの映画が公開されるまでは「インディアン、ウソツカナイ」のレベルでしたもんね。
それはそうと、午前十時の映画祭がFinalなの、今頃お気づきとは❗

kazz
kazzさんのコメント
2020年1月28日

カールⅢ世さん、共感ありがとうございました。
暗号専門的部隊は知りませんでした。
ウンチクに富んだレビュー、お見事です!

kazz
きりんさんのコメント
2020年1月27日

カールⅢ世さんお早うございます。
力(リキ)入ったレビューと解説、面白くて面白くて何度も読み返しました。大好きです、保存します。
【スー族の言葉12の用例】でググっていろいろと思わされました。

(レビュー、時間かかったでしょう?僕はアップ直前のレビューの下書きを4本 うっかり消去してしまったばかりで立ち直れない最中でした、笑)。

ニール・ヤングの「マンモスくん」、なるほどねー。だいぶん以前ですがどこかの動物園で間近にバッファローを見て笑いが止まらなかったのを思い出しました。だって体の前半分が顔なんですもの!で、黒いくるみボタンのような小さな目が毛むくじゃらの顔の真横からこちらを見ています。下半身はキュっと締まってスリムです。男子バレエダンサーばりです。前足2本だけでバランス取って立ってる姿は陸に上がったマンボウか!?

今週も元気に頑張りましょう♪

東京ららばい、歌えるきりんより

きりん