誰かがあなたを愛してるのレビュー・感想・評価
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ベターなラブストーリー
あの時代のトレンドが全部が詰まったラブストーリーだった。好きに気づくのが遅い、好きだと言えない。
車を追いかけて行くシーンとか、今じゃ中々みられないドラマ。
最後の終わり方も良かった。
ちょっと切なくて、ちょっと幸せな感じ。
泥臭いラブストーリー
叶わないと分かりながらも
30を超えた男の泥臭さがいい。
その泥臭さがこの時代の
ニューヨーク貧民街の街並みと調和していた。
好きになる感情の動きが少なく感じ
恋愛ものとしては物足りない。
愛すべきぎこちなさ
見かけなくなった有名人が、いまどうしてるか、知りたくなることがある。
エイリアン2に出演しリプリーに守られる少女を演じたCarrie Hennは後に教師になった。なおサインをせがまれることがあるとwikiに書かれていた。
とても印象的な作品のなかにいて、それ以来、すっかり見なくなった人──これが「あのひとは今」の最大の動機である。
秋天的童話のチェリーチェンもそんな人だと思う。
80年代香港の人気女優であり、前後にも出演作はあるが、この映画が突出したカルトになったせいで、ほかの出演作がスポイルされた──という感じだった。
二階堂ふみをさらに濃くした顔立ちで、寂しそうなとき、ぐっとくる。
wikiによると富豪と結婚したが夫を亡くしている。女優業はやっていないようだ。
チョウユンファは二局のチャンネルを持っていると思う。英雄本色に代表される香港ノワールの局と、この映画などで見る軽佻な男の局面である。
いずれにしても、とても下手な俳優だと思うが、もっとも魅力的な大根役者でもある。不思議な俳優で、下手に演ずれば演ずるほど、いい。
英雄本色で、びっこをひいて歩くすがたや、えたいのしれない弁当を食べているときホーに再会し、食いもんを、飛ばしながら、絶叫するマークがわすれられない。クサさと下手さが、こんなに魅力的な俳優はどこにもいない。
本作のサミュエルも強がっているけれど、ジェニファーを不憫に感じている。それがじょじょに愛情になっていく。その子供っぽい心象が、ダイレクトに描かれている。香港映画らしい稚気にあふれながら、むしろその純粋なクサさと下手さが、とんでもない魅力へ昇華してしまった映画だった。
いつでも好きなところから見はじめて桟橋のレストランで香港訛りの英語でおふたりですか──まで見てしまう。なんど見たかとうにわすれた。
音楽とニューヨークの風景が大好き。この頃のニューヨークに憧れてたか...
音楽とニューヨークの風景が大好き。この頃のニューヨークに憧れてたから余計に忘れられない。
主人公2人の恋愛はベタながら、王道的で心温まる。
舞台になったマンハッタンブリッジの下に立った時、こみ上げてくるような感動が今でも憶えてる。
恋愛劇にしては盛り上がりが欠ける
総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
中国移民の苦しい生活はなんとなくわかるし、そこで生活する彼らの日常の描き方は面白かった。将来が見えなくて不安もあってその日暮らしでなんとか日々を過ごし、それでなんとなく寂寥感のある雰囲気も悪くない。しかし日常を描く物語は淡々としていて抑揚が少なく盛り上がりどころに欠ける。
最後は強引で、ほぼ全財産を使った後で急にレストランが出てきても驚く。理由は解説を読んでわかったのだが、アパートを引き払ってからかなりの時間が経過したのならばそのようにわかるようにしてもらわないと混乱する。出演者の髪型変えただけでは説明不足。
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