「現代の日本はまるでベトナム戦争後のアメリカ」タクシードライバー lotis1040さんの映画レビュー(感想・評価)
現代の日本はまるでベトナム戦争後のアメリカ
タクシードライバーという映画で一番大事なことは、このデニーロがベトナム戦争から帰ってきた男の持つ特有の虚無感を持っていることだ。
現代の日本人は、この虚無感を抱えながら生きている。
デニーロの持つ厨二くささは現代人が生きているうえで隠しながらそれでも巨大なネット掲示板などで発散しているものと似ているように思える。それでも何かを変えたい。
それは閉塞感のなかから生まれる虚無感だからだ。
現代日本は閉塞感しかない。
開放的なムードはどこかへ行ってしまった。まるでこれからだれかと戦争をするみたいだ。
この作品は現代日本人に何かをちゃんと残せるような作品であるように思うし、今の日本人にはこれが必要な映画のように思える。
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