「男なら一度は通りそうな恥がリアルに描かれる」タクシードライバー 正気さんの映画レビュー(感想・評価)
男なら一度は通りそうな恥がリアルに描かれる
ベトナム戦争後という時代背景はあまりこの映画の主軸としては関係なく、孤独で不満を抱えた男というのはいつの時代も哀しく滑稽である。
主人公の虚勢や不満や嫉妬、そしてフラストレーションが向かう矛先と行動……実際にあそこまで爆発することは稀だが、男として誰もが通ってきた『わかる』が主人公に詰まっているなぁ……という点がこの映画の特筆すべきリアリティーだと感じた。
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