「戦争と少年」太陽の帝国 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争と少年
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原作はイギリスの小説家ジェームズ・グレアム・バラード、日中戦争中の中国・上海に生まれ、開戦後は日本軍の捕虜収容所で過ごした体験をもとに書かれたそうだ。製作・監督のスピルバーグは小説に惹かれ映画化、ジムが戦闘機好きというのは、スピルバーグも爆撃機乗りだった父の影響で当時の飛行機に関心が高かったことが被っているようです。
個人的には飛行機よりもジムの家の車、アメリカの高級車パッカードが気になりました、特に翼を広げた鷲のフロントエンブレムがかっこよかったです。
驚いたのは敵国でもあった英国人に日本兵は割と普通に向き合い、ジムがまだ少年だったこともあってか友人迄存在したこと。一応体験ベースなのだから信じてもいいかも。
ただ、ジムが長崎原爆の閃光を観たというのは脚色でしょう800km以上ありますから、まあ、戦争の悲劇を象徴するには恰好の逸話だったことは分かります。
ジムは環境順応性が高く収容所でも健気に生きていましたが2時間越えの捕虜生活描写はちと酷、早く両親のもとに帰してあげたくて気が揉めました。
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