太陽が知っているのレビュー・感想・評価
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二番煎じ 初めて見た作品かな、覚えて無い
内容は殆どなし。ドロンととロミーシュナイダー、若き頃のジェーンバーキン出演。
太陽がいっぱいを似合わす脚本も一部あり、内容ないながらドロンはいつも輝いている。
確か二人は付き合ってたんだよね。それと娘役バーキンでなくても誰でもよかった役。
男っぷりが際立ってるアランドロン
『胸騒ぎのシチリア』観てから…
この二人の男女のすれ違いを太陽は最初のシーンから知っていたのだと考えると良くできた邦題だと感心してしまうのです
1969年公開
アラン・ドロンは34歳
ロミー・シュナイダーは31歳
舞台は南仏コートダジュールのサントロペ
カンヌから西に車で1時間強のところ
昔から芸術家や芸能人、大金持ちに人気のある保養地です
地中海を望む街外れの高台にある豪勢な別荘
そこにある太陽の降り注ぐ美しいプールが大きな意味を持っています
とても仲の良い男女
夫婦のように見えますが、どうも違うようです
若くしてどうしてこんな豪華な別荘に住めるのか?
その理由は次第に明らかになります
この別荘は海外赴任中の友人から借りているだけなのです
いつまでいる?そのあてもないのです
大変に仲睦まじいように見える男女でも、どこかにすれ違いがあるのが冒頭のシーンからどんどん強まっていくのが感じられるのです
それでも愛しあっている
それだからこそ互いの心を読み合い疲れてしまうのです
疑心は疑心を生んで、遂には破局を迎えてしまうのです
こんな辛い思いをした経験者も多いはず
たまたま近くに来たと、ロミー・シュナイダーが演じるマリアンヌに、米国人の有名ジャズマンのハリーが電話を掛けて来てから物語が展開していきます
ハリーは二人の共通の若い時からの親友です
終盤の刑事の捜査は付け足しに過ぎません
ミステリーが目的の映画ではありません
ラストシーンでマリアンヌは殺されることを受け入れていたのです
それが彼女の愛の証だったのです
愛している、結婚しましょう
そう素直に口にだしていれば、殺人事件も起こらなかったし、疲れ果てることも愛が壊れてしまうこともなかったはずなのに
男も女も30歳代にもなると、大人になってしまい昔のように無邪気に愛や結婚に突っ走れなくなってしまう
それがこんな悲惨な結末になってしまうのです
原題は「プール」
邦題は「太陽が知っている」
もちろん「太陽がいっぱい」に右に習えの邦題です
でも真夜中の殺人なのですから、太陽が知っている筈はないのです
それでもこの二人の男女のすれ違いを太陽は最初のシーンから知っていたのだと考えると良くできた邦題だと感心してしまうのです
天知る、地知る、太陽が知る
出世作『太陽がいっぱい』にちなんで、その後の作品の邦題にやたらと太陽がつく羽目になったアラン・ドロンのサスペンスですが、出来映えは最後に雲間から太陽が顔を覗かせる程度でした。ドロンと彼女のロミー・シュナイダー、ドロンの旧友のモーリス・ロネとその娘ジェーン・バーキンの四人の四角関係が徐々に破綻していくのを1時間半かけて展開する鈍重ぶりには参ります。それでも何とか、ロミー・シュナイダーの魅力で場をつなぎながら、最後の30分でストーリーが急展開して面白くなってきます。役者では、ドロンの深刻な演技が重く感じるけど、この鬱屈したダークな所が持ち味なんでしょうね。ロミーは、知的さと艶やかさのバランスが取れた演技でした。モーリス・ロネは、中年のイヤーな感じがうまかったです。
永すぎたヴァカンス
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