「DIE HARDっぷりが1の比じゃない」ダイ・ハード2 77さんの映画レビュー(感想・評価)
DIE HARDっぷりが1の比じゃない
1の方が好きなのですがタイトルは2の方がぴったりだと思いますw
1の“限られた空間で”というのが見れなかったのは少し残念ですが、
そのかわりに色々とスケールアップした、派手で見応えのある演出が光っていました。
どんでん返しも良かったです。
ありとあらゆる物を使用するアクションは観ていて本当に興奮します。
マクレーンは、夫婦仲が上手くいっている(指輪みせて断るの素敵すぎたw)からか、1よりくだけたキャラになっていたように感じました。
1より三枚目要素が増えた分余計悪運の強さが際だっていました。
パラシュート脱出は笑うところでいいんですよね?w
それにしてもマクレーンはいくら刑事だからって鮮やかに人を殺しすぎですw
「なんで俺ばっかり…」みたいな事をいう人のメンタルとは思えませんw
ただこの「もう嫌だ」からもうひとふんばりもふたふんばりも出来るのはやっぱり愛の力なんだなあと思いました。
そういう誰かがいると自分が思ってる以上の力が出るって凄いし素敵なことです。
「ホリー!滑走路の照明できたぞ」には痺れました。
最初から最後まで別の日に撮影したものとは思えないくらいテンションの推移がナチュラルで、
見事にマクレーンの災難なクリスマスの「1日」に仕上がっていました。
そして1に引き続きまた、ハードなA級アクションに相応しくないような陽気なエンディングへの流れが、
事件解決を物語っていて(今回はかなりの死者がいるけれど)、カタルシスたっぷりのとってもいい気分で見終わることができるのです。
前作のアーガイルに代わってマービンがとってもいい味。
他にもダイナミックなリモコンの使い方に始まり、
「シャンパンでもいかがですか?」(あんな気の利いた毒をサラッというのはアメリカ人のセンスですねw)、
大好きなパウエルの「また保険会社が潰れるな」という1のスピンオフ的なエピソード、
相変わらずクズなソーンバークに今回もさすがのホリー、
と大好きなシーンがいっぱいです。
それにしてもソーンバークもソーンバークの勤める局もホントにいや!w
あんな考えの人ばっかりのところで働ける気がしません(-3-)ノ
マスコミという職種はリアルでも苦手ですが、最後に女記者がカメラを塞いだのはすごく暖かい気持ちになりました。