「ブルース・ウィリスが若々しいが、アクションシーンの迫力や新鮮さは流石に物足りない」ダイ・ハード2 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
ブルース・ウィリスが若々しいが、アクションシーンの迫力や新鮮さは流石に物足りない
レニー・ハーリン 監督による1990年製作(124分)のアメリカ映画。
原題:Die Hard 2、配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:1990年9月21日
ワシントンの空港を舞台にしていて、なかなか良いとこに目をつけたと思っていたが、知らなかったが原作(「ケネディ空港着陸不能」)があるらしい。
30年以上前の映画だから当たり前だが、ブルース・ウィリスが若々しい。ただ昔だけに、アクションシーンの迫力や新鮮さは、流石に物足りなく感じてしまった。とは言え、飛び立とうとするジャンボジェット機から燃料を漏れさせて、地上でライターにより火を着けて爆破させる展開(実際は航空機燃料の揮発性は低く発火温度も高く、ありえないらしいが)は秀逸に思えた。また、航空機爆発は勿論本物ではないらしいが、お金はそれなりにかかってるいる様に見えた。
あと、すごく昔の俳優と思っていたが、「真昼の用心棒」(1966)等で主演のフランク・ネロが麻薬王役で出演していて、当時まだ現役だったのかと意外に感じた。
尚、テロリストたちはグレナダ侵攻(1983年にカリブ海に浮かぶ島国グレナダでレーニン主義者によるクーデターが起き、アメリカ軍はグレナダに侵攻: アメリカはレンジャー部隊、ネイビーシールズ、デルタフォースなどの特殊部隊、海兵隊など7,000人以上の部隊が投入)に以前参画したという設定であった。戦争体験、特に勝ち戦は、決して個人や組織のキャリア上プラスにならずということか。
監督レニー・ハーリン、製作ローレンス・ゴードン、 ジョエル・シルバー、 チャールズ・ゴードン、製作総指揮ロイド・レビン マイケル・レビ、原作ウォルター・ウェイジャー、脚本
スティーブン・E・デ・スーザ 、ダグ・リチャードソン、撮影オリバー・ウッド、美術ジョン・バロン、衣装マリリン・バンス=ストレイカー、編集スチュアート・ベアード、 ロバート・A・フェレッティ、音楽マイケル・ケイメン。
出演
ブルース・ウィリス、ボニー・ベデリア、ウィリアム・アザートン、レジナルド・ベルジョンソン、フランコ・ネロ、ウィリアム・サドラー、ジョン・エイモス。