大脱走のレビュー・感想・評価
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やっぱ面白いっ!
「午前10時の映画祭」で上映されていたので、初めて映画館の大画面で鑑賞。
ちょうど60年前の映画なんだねー。
子供の頃、TVで見たことがあり、その後もレンタルビデオやDVDで何度も鑑賞しているが、映画館での鑑賞はまた格別。
本作が実話ベースだということを知ったのは高校時代(40年前)で、図書館で原作を探して読みふけった記憶も。
何度も見たとはいえ、見るのは20年ぶりくらいなのだが、久しぶりに見ると、やっぱり何度見ても面白い。
収容所のドイツ兵がステレオタイプのナチスドイツのイメージとずいぶん違うとか、捕虜の収容所生活が意外に自由だとか、「事実」としての背景を知る度に新たな印象を感じながら見ることになる。
それにしても、スタッフやキャストももうほとんど故人なんだねぇ。
何といってもスティーブ・マックィーンが痺れるほどカッコいい。いつの間にか彼の享年もとうに過ぎた年齢になってしまったが、そんなおっさんが今改めて見てもシビレる(笑)
実際にはなかったらしいが、このマックィーンのオートバイのチェイスシーンがなければ、本作がこれほどまでの不朽の名作になったかどうか。
ちなちに、マックィーンは追跡側のドイツ兵にも扮してオートバイに乗っているらしいので、今回はそれを探そうと思いながら見ていたが、探すまでもなく一撃で分かった(笑)
ライディングフォームが同じなんだもの(笑)
7月は「タワーリング・インフェルノ」なんだって!
これもマックィーンがカッコいい映画だったよねぇ。
見に行こうかな(^-^*)
ワァオ!
"Good Luck"
"Thank You"
午前十時の映画祭にて鑑賞。
以前中途半端にTVで観てしまい、なまじっか展開を知っていたためにちゃんと観ていなかった1作。
最初から最後まで通しで観た感想は"Splendid"
まさかここまで一分の隙もない作品だったとは。
男の子のやりたいことを、図体が大きくなった子供達が命懸けでやりました、そんな作品で、これを持ってこられて男子がつまらんわけがない。
「で、今いつなんだよ?」と思ったところでアメリカ独立記念日を収容所で祝うくだりが入ってくるから、そこでスケジュールもちゃんと整理される。
何より冒険活劇のクセして心理描写が見事なんだわ。
トンネル掘りすぎて閉所恐怖症になったり、収容所で気落ちして錯乱したり。
V・E・フランクル「夜と霧」だったと思う、アウシュヴィッツのユダヤ人はクリスマスが明けると死亡率が上がったという。彼らは「クリスマスまでには戦争は終わり自分たちは解放される」と信じ、そしてクリスマス後も続く戦争を前に亡くなっていったそうだ。
これと同じで、収容所の捕虜たちにとっては脱走そのものが生き甲斐だったに違いない。
フラグの回収もしっかりと行なっていて、「そりゃ名作になるわけだ」と納得しました。だって鉄則を忠実なまでに守っているもん。
にしても、これだけオールスターキャストの中でのスティーヴ・マックイーンの圧倒的なオーラ。もしかしたら"スター"という言葉は彼のためにあるのかもしれない。サッカーで言えばマラドーナ、野球で言えば長嶋茂雄…生まれながらの何かを持っている。
素晴らしい
映画におけるスペクタクルが詰まっている。心理・物理の描き方も素晴らしいし、ハラハラとスカッとのバランスも良い。
アメリカの玉袋筋太郎ことスティーブ・マックィーンのライディングテクニックに惚れ惚れ。『キートンのセブン・チャンス』で野山をすごい勢いで駆け巡るキートンが好きなんだけど、それに似た爽快さ、心地よさである。
死にぎわでも生き生きしている男たち
囚われて先行き不安なはずなのに悲観せず、与えられた任務を遂行しようとする男たち。
自由な身の僕よりよっぽど明るく生き生きしている。何か生き方、命の使い方について教えられた気がした
捕虜だけど、前向きな生き方を感じる
ナチスに囚われた、様々な国の捕虜達が協力して大脱走を計画、実行するという事実に基づいた壮大なストーリー。
暗くなる映画かと思ったが、冗談を言い合ったり、ドイツ兵をうまく騙したり、捕虜という立場でありながらも前向きさを感じられた。何より失敗しても諦めない不屈の精神がすごかった。
この映画は虐殺の事実以外はフィクション。また、一つの話では無い。
事実に基づくとあるが、本当なのだろうか?
バーゼルとレーベンシュタインの中間点。確かにスイス国境だが『ノイシュヴァンシュタイン城』はスイス国境ではない。また、川はライン川なのだろうが、ドイツの大都市を通過するので、ライン下りは無理だ。ローヌ川、セーヌ川、ラベ川(源流はチェコ?)ウェザー川全て考えられない。だから、ライン川なのだが、ボン、ケルン、ジュセルドルフ、そして、ロッテルダムをどうやって通過したのだろうか?ましてや、一日二日で行ける距離ではない。また、収容所はフランス国境からは程遠く、リヒテンシュタイン公国よりも東だと推測できる。つまり、スイスを通らずにフランスへ行く事は不可能で、スイスへ逃げる方法しか考えられない。だから、純粋なフランス国籍の人間がこの辺をうろつくはずはない。また、スイスにもフランス語を喋る地域はあるので、スイス国籍を装うと考えられるが。もっとも、スイス国籍の市民が容易にドイツへ入国出来たかは不明だが。また、スペインへ越境すると言っているが、スペインは親ナチスドイツのフランコ政権。同時にレジスタンス活動をしている南フランスは、ヴィジン政権でやはり親ナチスドイツ政権。脱出を目指す様な場所ではない。まぁ、それは兎も角、
そもそも、トンネルを本当に掘ったのだろうか?
脱出があったとしても、大脱走となれば、一番手っ取り早い方法は、内部の協力者を募る事だと思う。それが一番リスクが無く、成功確率も高いと誰でも分かるはずだ。
この映画は、虐殺の事実以外はフィクションであると断言できる。戦争活劇として鑑賞すべきだ。
追記 ノイシュタット (Neustadt)と言う駅から汽車に乗る様だが『新しい町』と訳せるだけで、どこの町が限定されない。まぁ、戦争論的に考えると捕虜収容所は捕虜の故国よりも遠くて、脱走して自国民に危害を加えない様な場所に作ると思う。つまり『現在のポーランド領』
因みに、エルマー・バーンスタインはレナード・バーンスタインの親族では無い。
これは生命を賭けた偉大なるゲーム‼️
この作品は物語の構成として、脱走の計画、準備、実行に至るまでの収容所内の緊迫したドラマの前半、そしてそれぞれがドイツ国内を逃げ回る敵中突破モノとしての後半。そのコントラストが見事。スティーブマックイーンやジェームズガーナー、チャールズブロンソン、ジェームズコバーンらが妍を競い、ジョンスタージェス監督がそれぞれに見せ場を作り、そこにエルマーバーンスティン作曲のテーマ曲がかかって、忘れられない興奮と余韻を残してくれる。特に有名なマックイーンのバイクスタントは必見(グローブとボールも)‼️私にとっては年始のスタートアップムービーとして欠かせない大好きな映画です‼️
【第二次世界大戦中の、ドイツの捕虜収容所に、脱獄の名手の連合軍将校たちが運び込まれた設定からの脱出劇に魅入られる作品である。】
ー 獄からの脱出を描いた映画と言えば「パピヨン」と「ショーシャンクの空に」であろう。
そして、忘れてはいけないのは今作である。-
◆感想
・バーンスタインのテーマ曲”大脱走テーマ”のシーンに合わせた使い方。
華やかな長調がメインであるが、状況に応じて短調になったりする。
・連合軍将校たちが、脱走計画を立て、3本のトンネルを掘るシーン。調達係や、今作後も多くの作品で描かれた掘った土を足の中の袋から落とすシーン。
・ナチスの兵たちが、ジュネーブ条約に従い、捕虜の人権を認めている姿。
ー 多くの戦争映画では、ここが描かれていない。-
・今作は、彼らが脱出するシーンだけでなく、脱出した後の姿も描いている事が秀逸なのである。
ー 殆どの者は、ナチスにより、命を絶たれる。
それは、エンドロールで流れる”50人に捧ぐ”と言う言葉からも見て取れる。-
<今作が面白いのは、脱出する過程を丁寧に描いている事と、脱出した彼らが全て自由になった訳ではない事をキチンと描いている点であろう。
スティーブ・マックイーンが演じたヒルツ大佐も、元の獄に繋がれる。
だが、彼の瞳はギラギラと輝いているのである。自由を求めて・・。>
友情の物語だから、みんな好きなんだなあ。
ヒルツとアイヴス、コリンとヘンドリー、ダニーとウィリー等々、(ひょっとするとラムゼイとルーガー所長も?)の友情の確かさを感じることができる。
ある意味、戦争の場面を借りた友情の物語と言えるかも。だから、みんな、この「大脱走」を好きなんだなあ、と改めて感じた。
映画は映像でも、音響でもさらにはストーリーでさえなく、その人にとって、心に残るかどうかだけが大切なのですね。
今回、午前10時の映画祭で見て、改めてその事を認識しました。
もう何度見たことでしょう。ただし、そのうち、映画館のスクリーンで見たのは4回(?)のみ。それでも、この映画ほど心に残る映画はなかなかありません。
ラストシーンは、ずっと「のっぽ」の兵隊さんがちょっと振り返って見るシーンと思っていました。しかし映画館で見てみると、映画の画面をテレビのサイズにあわせて狭くしたため縦長になっていたのですね。しかも、壁にボールをあててるシーンと思っていたのが、実はあの「音」だけだったとは。
子どもの頃、放送がある度に、学校で話題になっていました。
スティーブマックイーン、かっこいいです。
追記
子どもの頃には、収容所の所長は悪いやつだと思っていました。しかし、そう単純なものでもなかったのですね。当時は、ドイツ空軍と親衛隊やゲシュタポの違いさえ知りませんでした。
子どもの頃から(そして、今でも)好きになれなかったバートレットは、「ジュラシックパーク」の会長役の人だったのですね。しかも「ガンジー」や「コーラスライン」の監督だったとか。びっくりでした。
仲間・絆・団結
仲間・絆・団結
学園モノではないのに、そんな言葉がぴったりな映画だと思いました。
彼らのそれぞれのゴールには自由とか家族とか故郷とかがあるのだろうけれど、ここでは誰もが先ずはチームワークを大切にしている。調達係、偽造係、衣装係、穴掘り係…。頼もしいリーダーの元、一人ひとりが己の任務を全うしている。その完璧な仕事ぶり!
時にじゃれ合い、時に励まし合いながら脱獄というひとつの目的に向かって皆が協力し合う。命がけの状況の中、弱い立場の者には手を差し伸べ寄り添う姿にも心を打たれます。
同じ脱獄モノの『ショーシャンクの空に』では脱獄のその先を目的としているのに対し、本作では脱獄そのものが目的となっている、という解釈が合っているかはわかりませんが、ここに出てくる彼らは脱獄という行為を楽しんでいるわけではないけど、イキイキとしているように見えました。映画の中でも言っていたように、自由を得る事ではなく、敵の後方をかく乱させる事が目的なので、彼らは十分任務遂行してました。
軽快な音楽と明るい雰囲気で、ラストはみんなで自由の身になるものだと思っていました。脱獄後のそれぞれの展開が辛くショックでしたが、男たちの不屈の精神に力がみなぎってくるような爽快感がありました。
最高に面白い! 脱獄系映画の頂点
脱獄系映画には面白いものが多い。 大脱走は、ドイツの捕虜収容所からアメリカ人兵士が集団で脱獄した史実を元にして作られた名作。 面白いので、今でも時折テレビで放送されている。 私も久しぶりにテレビで観たが、ハッピーエンドではないにも関わらず、戦争の悲惨さや薄暗さは皆無で、鑑賞後は爽やかな気分にさえなる。 やっぱり面白かった。
実話が元とはいえ、完全なエンターテイメント作品として仕上げられている。 若き日のチャールズブロンソンやスティーブマックィーンが活躍するというだけで、 私の年代なら胸が躍る。 その時代にスターになる人たちというのは、今見ても魅力的だ。
作品としての最大の魅力は、 登場人物たちと一体感を共有できること。 捕虜収容所から全員で脱獄しようという計画が立ちあがった瞬間から、観客も銀幕のスターたちといっしょに脱獄チームの一員となる。 そして、期待と不安を背負いながら、脱獄の道のりを手に汗握りながら追体験していくことになるのだ。
面白さの鍵になっているのは、チームを組んだ各人が様々なスキルを持つスペシャリストであること。 みんなが力を合わせれば、勇気百倍で大きなことにも取り組めるという事を、映画を通して実感できる。 なんというか、自己啓発的な作用のある映画かもしれない。
最高にカッコイイのは、マックィーンが連行されて独房に入れられた後、ひとりでボールを壁に当てて遊び始めるラストシーン。 敵には死んでも従わないという気概を表現した、アメリカ人ならではの粋な演出だ。
観た人によって、心に残るシーンは様々だろう。 映画館でリアルタイムで観た世代には、忘れられない永遠の名作になっていると思う。
希望を捨てない兵士たち
戦争映画だし捕虜収容所の映画だということで重たい映画かと思ったのですが、前向きで希望を感じるとても面白い映画でした。
もちろん描かれているシチュエーションそのものは重いのですが、希望を捨てない兵士たちがとても素敵でした。
間違えなく名作です!
見てなかった自分に、喝!
今日の感想は、勝手に思い込んでいた正誤表でいきます。
1963年ってまだ生まれてないかったしさ(言い訳)。
✖︎犯罪者マックイーンが、バイクに乗って草原を駆け抜けて終わり。
◎「ドイツ軍捕虜」収容所から、脱走を試みる。バイクシーンはあるけど。
✖︎マックイーンが1人でコツコツ計画して、脱出。
◎いろんな分野のスペシャリスト捕虜が、お互い手を組んで脱出計画。
ちょっと銀蔵劇風ですが、人の区別はつきやすかった。
✖︎尺が3時間弱って、きっと飽きそう。
◎ストーリーは脱走に成功するか否か、とシンプルだけど。
「計画→実行→脱走者のその後」とメリハリがあるので、あっという間。
脱出したら大抵そこで「やったね!」で終わりそうだけど。
それぞれ1時間ほどの尺で、丁寧に書かれている。
✖︎犯罪物って、痛い場面とか怖そう
◎「穴掘り専門のエキスパート捕虜が、実は極度の閉所恐怖症(チャールズ・ブロンソン!)。
何度も脱走先から引き戻され→独房行きの主人公。
全体的に「大脱走のテーマ」マーチが流れていて、時にコミカルなのも面白い。
つまり、思い込みの斜め上をいく面白さでした。
家での長い映画は、タイマーセット&途中休憩すればいいことに、今回気づきました(遅い)。
見てよかった1作です。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「ONE Chance!」(なんとかなる、と訳されてた)。
「何があってもへこたれない不屈の男たちのドラマ」
軽快なテーマソングとスティーブ・マックイーンがオートバイで疾走する場面が印象にあるので、てっきり脱走に成功するものだと思っていたら違ってた。
よく実話をもとに映画化した、というと、登場人物たちが話したこともすべて実際交わされた会話と勘違いする人がいるようだが、実際には映画用に創作、脚色されているわけで、とくに後半脱走後捕まった捕虜たちは全員射殺されたわけだから移送中のロジャーたちの会話は当然創作だろう。ほかのレビューでそれを「のんき」などと言ってる人は、この映画のすべてがほんとうのことだと思っているのだろうか?
また、当時のこの大脱走が作戦に意義があったかどうか? 例えば江戸時代や幕末の物語に「人の命」が軽い、などといっても当時の考え方は今とは違う。それを現代の今の基準に合わせることに無理がある。製作・監督のジョン・スタージェスが好んで描いたテーマ「何があってもへこたれない不屈の男たちのドラマ」がこの映画の主題。戦争の悲惨も描きながらこの映画のテーマソングが軽快なメロディとなっているのはそのためだと思う。
タルい。
名作の誉れ高いが、のんびり感を楽しめるか否か。
すみません、今を生きる私にはタルかったです。
マックイーンの可愛らしさは買うか。
二人組ベースの親父だらけの群像劇にして、物語量が適切とは思えない。
第二次大戦下のドイツで連合国の捕虜が二百数十名も収容されている収容所があった。 そこからほとんど全員が一斉に脱走しようという計画があった。 これは創作ではなくて実話だったという事が驚きである。
BSテレ東で映画「大脱走」を見た。
原題:The Great Escape
劇場公開日 1963年8月3日
ジョン・スタージェス監督53才(荒野の七人など)
スティーブ・マックィーン33才
リチャード・アッテンボロー40才
チャールズ・ブロンソン42才
ジェームズ・コバーン35才
デビッド・マッカラム30才
こんなにも有名な映画だが初めて見た。
テーマ曲『大脱走マーチ』はお茶のコマーシャルなどでみんな聞いたことがあるだろう。
ノーカット版でしかもCMも挿入されるので総上映時間は3時間半になった。
第二次大戦下のドイツで連合国の捕虜が二百数十名も収容されている収容所があった。
そこからほとんど全員が一斉に脱走しようという計画があった。
これは創作ではなくて実話だったという事が驚きである。
物語は前半いかに脱走しようかという計画とそれを実行に移していく過程。収容所の地下に全員が脱出できる穴を掘っていく。
後半は脱走した捕虜たちがいかに逃走していくのかという顛末を描く。
上映時間は165分。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
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