劇場公開日 1976年12月25日

「【”泣けるぜ・・”シリーズ初の婦人警官の相棒とハリー・キャラハンの関係性が徐々に密になって行く過程が面白い作品。】」ダーティハリー3 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”泣けるぜ・・”シリーズ初の婦人警官の相棒とハリー・キャラハンの関係性が徐々に密になって行く過程が面白い作品。】

2022年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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幸せ

ー 相変わらず荒っぽく事件を解決するサンフランシスコ市警の刑事・ハリーの前に、彼さえも一目置くほどの根性と正義感を持つ新人婦人警官・ムーアが現れる。一方、ハリーの相棒・フランクは、過激派グループの事件に巻き込まれて瀕死の重傷を負い、命を落とす・・。-

◆感想

 ・第1,2作よりもアクションシーンは大幅に減っているが、それまで男性社会だった警察組織に女性の活用を・・、と抜擢された新人婦人警官・ムーアと、最初は彼女の存在を軽く見ていたハリー・キャラハンが、彼女の根性に一目置いて行く関係性の変化が面白い。

 ・人民革命軍団を名乗るテロリスト達の愚かしき姿と、彼らを匿う神父の姿。

 ・彼らに捕らわれた市長も相当に愚かしき男である。

 ■それにしても、ハリー・キャラハンの上司は悉く、愚かで、相棒はドンドン死んでいく・・。

<今作は、ハリー・キャラハンの皮肉を込めた”Marvelous・・・”(泣けるぜ・・・)が印象的な作品。愚かな上司。無理に押し付けられた新米女性警官。
 けれど、今作を印象付けているのは、必死にハリー・キャラハンを助け、命を落としてしまう新人婦人警官・ムーアの姿であろう。>

NOBU