「観客がチャラめのおじおば」ダーティ・ダンシング タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
観客がチャラめのおじおば
観客がチャラめのおじおばで良い。リアルタイム世代なんですかね。60年代リバイバルとしての80年代映画。こういういわゆる映画ファンやシネフィルが愛好しないもうちょっとチャラめの映画がリバイバル上映されるのは、知らない世代としては嬉しい。
父親がいかにもユダヤ人のステレオタイプの医者なのが面白い。アメリカーナな台詞を支配人が袖からいうのが、この映画の狙いかな。景気の良いダンスと音楽で盛り上がる。主人公は26歳とウィキで読んだが、35年近くたった今では気にならない。ディア・エバン・ハンセンと同じく、芸に秀でているなら年齢は無視してしまえば良い。
それより、男優の顔立ちが良い意味で古臭く、ハンソロみたいだ。日本でいうならハマショウみたいな感じです。やたら男優が上裸でそのサービスも良し。菊地成孔がダンスはセックスを薄めたようなものだと書いていたが、この映画のテーマも同じようなことかな。
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