劇場公開日 1948年6月

「「私は 弾劾する!」」ゾラの生涯 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「私は 弾劾する!」

2019年5月6日
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古い映画だったが、それが かえってゾラの時代の
フランスを 彷彿とさせる

私は「ドレフュス事件」のことが 知りたかったので 概要がつかめて、良かった
映画の主題も 彼の個人的成功より、この裁判で
彼の果たした役割にあるように、思う
(フランスの共和制を磐石にした)

冤罪だったドレフュス(ユダヤ人)には 苦しみ以外の 何ものでもないが、この事件が シオニズムに繋がり、イスラエル建国まで いくのだから
歴史的大事件である

ゾラの 新聞での 大統領宛の公開書簡と
裁判での 反論を読んでみたくなった

マーロン・ブランドが 尊敬する ポール・ムニ、
演技に対する執念みたいなものを 感じる
(今の時代から見ると やや重ではあるが)

jarinkochie