「衝撃だった…自分は何を見ているんだろう」卒業(1967) rakoponさんの映画レビュー(感想・評価)
衝撃だった…自分は何を見ているんだろう
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名作と言われているが。
カウンターカルチャーが流行ったのは理解してるが、それでも何故この映画が当時そんなに愛されたのか分からない。
セクハラおばさんに、ストーカー男に、何考えてんだかよくわからない二股女と、全員の行動が異常に見える。
ベンジャミンに関しては前半は生真面目な初心な青年といった感じでリアクションも自然だと思ったが、後半に行くにつれての異常行動はまるで人が変わってしまったよう。
映画の中で登場人物が倫理観のズレた行動を取ったとしても、(それが人殺しであったとしても)大抵はそれも人生に起こり得ることとして受け入れられるのだが、本作に関しては主要キャラ全員が真面目に狂っていて一体何を見させられているんだろうという気持ちになる。
最後の教会のシーンに至ってはもはやこらえきれずに声を上げて笑ってしまったが、この映画はコメディってことでいいのか?泣ける映画ランキングの上位で度々見かけてた気がするのだが、こんなに笑ってしまっても?
カメラワークは面白くてよかったんだけど。
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