続・世界残酷物語

劇場公開日:

続・世界残酷物語

解説

イタリアのグァルティエロ・ヤコペッティ監督が、世界の野蛮で残酷な奇習・風習を記録した異色ドキュメンタリー「世界残酷物語」の続編。前作の世界的大ヒットを受け、前作で未使用だったフィルムを中心に製作された。“やらせ”を多用した過激でいかがわしい内容は前作よりさらにエスカレート。当時ヤコペッティは交通事故で入院しており、実際に監督を務めたのはパートナーのフランコ・プロスペリと言われている。日本では1964年に初公開。2021年、ヤコペッティの没後10年企画として、ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」にて、HDニューマスター&オリジナルイタリア語完全版でリバイバル上映。

1963年製作/106分/PG12/イタリア
原題または英題:Mondo Cane 2
配給:キングレコード
劇場公開日:2021年3月5日

その他の公開日:1964年4月25日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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(C)RTI 1963

映画レビュー

2.5ゴ・ジン・ジェム時代の髙僧の焼身自殺は本当!

2023年10月6日
スマートフォンから投稿
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When I am 75♥️

2.5前作よりテンポだけは良くなった

2023年8月29日
iPhoneアプリから投稿

初手で「それほど残酷ではありません」と断りが入ってから、基本ギャグ路線な編集とナレーションで進みます。
前作のダラダラ感は消えたものの、あまりにベースがコミカル過ぎてもはや残酷感ゼロ。たまに入ってくる真面目なエピソードも全然響きません。
作品のテーマがブレブレ…いやまぁ、そもそもテーマなんかねぇよという作品かも知れませんが…

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克晴

2.5二匹目のドジョウは弱かった

2021年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ヒューマントラスト渋谷さんの企画で、ヤコペッティ三作品鑑賞中の二本目です。

世界残酷物語を踏襲しているので、その作風に目新しさは感じられません。
うーむ、なんとなくですが、虚部分が多めかな?(笑)
二匹目のドジョウ狙いで、さらに一作目の結果があり余裕が出た(のかな?)監督の悪ふざけ(良い意味で)がふんだんに散りばめられたような一本でした。

まー、続編というか、アナザーストーリー的な感じです。

ラストがアレで終わるとは(笑)
悔しいけど、笑っちゃいました。

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バリカタ

4.0名作は常に新しい

2021年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 リバイバル上映だが有名な映画なので鑑賞してみた。本当は一作目を先に観たかったのだが、都合で続編を先に鑑賞することになった。
 残酷物語というほど残酷ではないと、映画の冒頭に断られる。加えて一作目がイギリスで上映禁止になったことについての皮肉なアナウンスが流れる。イタリア人はアイロニカルな側面もあるのだ。
 ニュース速報のように次から次へと場面が変わり、アナウンスが的確だが些か嫌味っぽく解説を加える。映像は当時の世界各地の残酷な風習であったり、奇妙なイベントであったりする。
 60年ほど前の映画だが、映像のレトロ感を除けば不思議に古さを感じない。現在で同じことが行われていたとしても、少しも可笑しくないからだ。というか、略略同じような事例が存在していると言っても過言ではない。日本も例外ではなく、東京にはキスだけをさせる風俗店があると聞くし、東南アジアの実習生の受け入れは、形を変えた人身売買そのものだ。暴力団に管理される外国人売春婦の問題もある。現実のほうが映画よりもずっと残酷である可能性があるのだ。
 体育会系の部活では上級生が下級生を一列に並べて順に殴るなどは日常的にある事例だ。やる方はすでに心が歪んでいるが、やられる方は、自尊心が破壊され、やがて心が歪む。暴力の連鎖の誕生だ。
 日本人は身近で行なわれている人身売買の実態に気づかない。マスコミが報道しないからだが、インターネット上には情報が溢れかえっている。調べれば調べられるはずだ。日本人が人権に鈍感なのは選挙の投票率の低さに現れている。人権蹂躙の政治が続いていることに気づかない。
 改めて本作品の「新しさ」に気づいた。名作は常に新しい。鑑賞する人に啓発し問題を投げかけ思索の契機をもたらすからである。一作目も観てみよう。

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耶馬英彦

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