劇場公開日 1956年12月22日

戦争と平和(1956)のレビュー・感想・評価

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3.5女性とドレスが綺麗

2023年8月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

だいぶ前にも観て久しぶりに視聴。
オードリーヘプバーンが好きで観ました。
やはり、可憐。衣装も綺麗。ピーターの奥様も兄の恋人も綺麗。ドレスがそれぞれの個性に合った色とデザインでよく似合って美しい。ため息が出る程、ってこういう事かな。ただ、オードリーの相手は何故ずっと年上ばかりなんだろう?メルファーラーもあまりいいとは思わない。名優かもしれませんが。
びっくりして画面をまじまじと観たのが狩りに行く乗馬シーン。ドレスの女性が跨らずに横座りで男性陣に引けを取らずに騎乗しているのが凄い。スタントかなと思うけれど当時女性はこのようにして乗っていたのでしょうか?だいぶ上手くないと落ちてしまうのに。

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りか

3.0リドミュラ=ナターシャへの想いを覆すまでには…

2022年12月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この1年、TV版とソ連版を続けて観ていた
ものの、過去に観たこの米国版については
印象が薄く観る予定は無かった。
しかし、たまたまTV放送があったため、
比較の上で再鑑賞してみた。

改めて観てみて、
ハリウッド映画らしいスペクタクルに、
特にナポレオン軍の撤退シーンには
並々ならぬ迫力を感じることが出来た。

しかし、全体的に主要3人を
空間的にも関わり合いの上でも
コンパクトに改変にしたのは、
ソ連版の約半分の上映時間でもあるし、
膨大な原作をまとめるためのやむを得ない
手法だったとは思うが、
ソ連版が主要3人の人間描写にも重きを置き、
その他の人間関係や話の展開については
ナレーターの処理で
原作の膨大さをカバーしていたのに対し、
この作品では
どうしても“はしょった感”が出てしまい、
重厚さとリアリティの観点からは物足りない
印象になってしまったのは残念だった。

更に、ソ連版「戦争と平和」の
若く可憐なリュドミラ・サベリーエワの
ナターシャぶりには
さすがの華麗なヘップバーンでもかなわず、
また、前半のクライマックスシーンである
ナターシャに愛を告白した
ピエールの喜びの描写が
どうしてもソ連版に比べて弱い。
これは多分に、
ピエールをヘンリー・フォンダが
演じていることと関連があるかもしれない
と今回は感じてしまった。
彼ではピエールの
“外見的な”凡庸さとは一線を画してしまい、
原作にある
「もし僕がいまの僕ではなく、
世界中でもっとも美しい、
もっとも聡明な、
もっともすぐれた人間で、
そして、自由な体であったなら、
僕はいますぐここにひざまずいて、
あなたの愛をもとめたでしょう」
(米川正夫訳)の台詞でイメージされる
人物像と一致しなく、
ナターシャの再起への気付きを働き掛ける
慎み深いピエールの想いが伝わらないので、
結果、原作やソ連版ほどの感動を
私に与えてはくれなかった。

そんなこともあり、やはり、
私のリュドミラ=ナターシャへの想いを
覆す「戦争と平和」の鑑賞にも
ならなかった一因だったかも。

それにしても、
このタイミングでのTV放映は、
ロシアが受身のこの戦争物語だけに、
この度のロシアによるウクライナ侵攻を
皮肉る意味合いでもあったのだろうか。

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KENZO一級建築士事務所

5.0苦難の時も人生を愛せ、人生が全てだから。トルストイの言葉の引用

2022年3月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

言うまでもなく、トルストイの歴史的名著だ。
原作を読んで、ボンダルチェクの映画はみていたが、この映画の方が理解しやすい。
但し、原作ではナポレオンとかクトゥーゾフの記述は少なかったと記憶する。
兎に角、今は。
クトゥーゾフのセリフをロシアとウクライナの大統領に聞いてもらいたいです。

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マサシ

4.0やはり小説の方が、トルストイを感じる

2022年3月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

トルストイの『戦争と平和』には多様な側面があり、

フランスロシア戦争を基軸に、それに翻弄される人々の人間模様が描かれる。

そこにトルストイの歴史観や、歴史家批判、理性論、大衆論など

物語の途中から、熱い思いが長々と挿入される。

物語では、人のいいピエールの人生観の進化が印象に残ったが、映画では割愛されていた。

あの長編を映画という数時間の枠に収めるのは無理があるのかもしれない。

戦闘シーンも迫力あるし、当時の貴族や軍隊の衣装に、目が引かれた。

そこは映画の良さですね。

戦争により、アンドレイもナターシャもピエールも、より強くより優しくなる。

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藤崎敬太

4.0ファッショナブルなオードリー

2022年2月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ナポレオンが勢力を拡大していた頃、オードリーヘップバーン扮するナターシャロストフは戦争を憂えていた。ヘンリーフォンダ扮するピエールベズーホフ伯爵は、父親の 臨終時に泥酔していたので生まれ変わろうと思い愛のない結婚をした。メルファーラー扮するアンドレイボルコンスキーは、戦地に赴き交戦していたが敗戦負傷したがナポレオンに助けられた。ファッショナブルなオードリーが画面に出るたび、うさぎが飛び跳ねて来た様な明るい衝撃がたまらないね。華麗なダンスも素晴らしかったな。

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重

4.0戦争と平和

2022年2月25日
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アニタエクバールが良かった。
しかし長い作品だ、また観ようか。

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alextm

2.5エクバーグの圧巻の肉体

2018年12月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

私には アニタ・エクバーグの存在しか、印象に残らなかった
この後 フェリーニに認められ、あの名作
「甘い生活」に出演でき、女優としては 幸福である
(もっと洗練され、美しい)
たとえ、代表作が この二作品だけに思えても…

ナターシャは ヘップバーン向きの役であるが、
役より実年齢が上なので、やはり カマトトっぽく
見えてしまうかな
さすがに舞踏会のシーンでは 軽やかではあるが

でも、やはりエクバーグの迫力に、ヘップバーンも、ファーラーも、フォンダも吹き飛ばされた感じ
圧巻の肉体が 女優としての幅と成長を邪魔したらしいのは、気の毒でもある (晩年は困窮)

ナポレオン、もう少し 何とかならなかったのか!

各国のスターが出演してるので 総花的で、ロシアが舞台の物語の重厚感みたいなものも、感じられない
「ドクトル・ジバコ」の様には、いかなかった…

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jarinkochie

3.5絶世の美女、エレン。この人ほんとに綺麗です、アニタ・エクバーグって...

2017年4月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

絶世の美女、エレン。この人ほんとに綺麗です、アニタ・エクバーグっていうのね、要チェック。ところがこの女がとんでもない奴(もちろん役の上での話です)
に対してヘプバーン演じるナターシャが清廉純潔なんだな、そう思った。
違うや〜ん、こいつも負けず劣らずやん。
この映画、男の方もふらりと戦争見物に出掛けたりとちっとも登場人物に共感が持てません。いい人は不幸になります(笑)

人馬を駆使した戦闘突入シーンは今ではもう撮影できないだろう、なかなかの迫力。
ヘプバーンの可憐さをカラー映像で堪能できること。恋人を思い、雨に濡れた窓ガラスから外を見る姿、しびれます。
見どころはそんなとこかな。おそらくは原作の素晴らしさは描ききれてないのかな、そんな気がする。

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はむひろみ