「いやぁ傑作」戦場にかける橋 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
いやぁ傑作
クリックして本文を読む
口笛吹いて行進する連合軍捕虜。彼らは、日本軍にクワイ川への橋建設を命令されていた。しかし士官も作業するのはジュネーブ協定違反、とニコルソン大佐は反発。橋建設を急ぐ斎藤大佐は、脅しや懐柔で何とかニコルソンを動かそうとする。ニコルソンは、捕虜の士気向上とイギリス軍の技術を見せつける目的で協力を申し出る。一方収容所の脱走に成功したシアーズは、イギリス軍に呼び出され。
数十年ぶりに観賞。日本軍をもっと悪く描かれていたと勘違いしていました。先住民に同情的な西部劇もたくさんあるように、アメリカ映画の懐の深さに感心。斎藤大佐が、イラストのグラビアカレンダーを使用しているのがユーモラス。
当初反発していたが、橋建設に協力、達成感にひたるニコルソン。ようやく協力してくれたことに感謝し、融和の感情を見せる斎藤。せっかく脱走したのに現場へ戻ることになってしまったものの、作成遂行に命を懸けるシアーズ。感情の動きが手に取るようで分かりやすい。そして複雑な気持ちを紡ぎだす結末、やっぱり傑作です。
ラストのスぺクタルも見ごたえあります。途中のオオコウモリの乱舞もすごいな。口笛がうまかったらなぁ。
コメントする