007 私を愛したスパイのレビュー・感想・評価
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娯楽の真髄を体現している映画を観た満足感に浸れる
ルイス・ギルバートが監督に復帰
この監督海戦映画の傑作ビスマルク号を撃沈せよ!を撮った人だけに今回は適任
前作黄金銃を持つ男が変化球過ぎて今一つ評価が低いのをどう修正して本道に戻すかが本作の課題
前作の反省点としたのはまず時代対応が温かったこと
音楽を名人マーヴィン・ハムリッシュに替えて見直しを図っており随所にその効果を聞くことができる
ガンバレルの音楽からしてテンポをかなり早めている
主題歌は死ぬのは奴らだ!で好評だったポール・マッカートニーとウイングスの路線を踏襲して70年代の空気感があるカーリー・サイモン
歌詞はなんとキャロル・ベイヤー・セイガー
劇伴も時代に合わせてディスコ調それもビージーズ風を入れてあったりしている
本気度がわかる
モーリス・ビンダーのメインタイトル・デザイン のクオリティは変わらず素晴らしい出来映え
これだけで正に芸術だ
肝心お話の内容も観客の観たいものを観せる事に徹底する方針を追求している
ロシアから愛を込めてからは列車内での活劇
女王陛下の007からはスキーアクション
サンダーボール作戦からは水中活劇
もちろんマティーニも無理にでも飲ませる
という具合にセルフオマージュを連発
さらには大ヒット映画のジョーズは鮫に喰われるシーンだけでなく、それを敵の殺し屋にまで練り上げてくる
ロケ地もカイロを出せばアラビアのロレンスのオマージュシーンを入れてくるし、当然ピラミッドもスフィンクスも古代遺跡も、ナイル川まで観せる
尋常ではない位のサービス精神に感服する
小賢しい理屈はいらん、客の求めるものをだせ!
その見上げたプロ根性が貫かれている
それを練り上げた脚本で快調なテンポでまとめてあるのだ
いくら凄いシーンでもそれを惜しげもなくどんどん場面を切り替えていく
どう凄いでしょう!とながなが垂れ流すアクションシーンは皆無だ
そして美術が凄い
予算の掛け方、使い方が物凄い
洗練されたデザインワーク、それをその通りに実現させてある
少しも妥協がない
デザインも少しアート風味な現代性が取り入れられた独創的なものだ
クレジットにはないが当時売れっ子グラフィックデザイナーだったロジャー・ディーンが参画しているのではないか?
俳優陣も素晴らしい
ロジャー・ムーアは真に新しいジェームス・ボンドを確立しており、本作でコネリーとは別のボンドのスタンダードになっている
彼の衣装も細身になっておりシャープだ
大学教授の変装シーンでは太い紺ストライプのシャツを着せておりコネリーではだせないお洒落感を出している
これは当然ボンドカーのロータスエスプリに合わせたものだが、ムーアに実に似合っている
ボンドガール達も素敵だ
しかしなんといってもジョーズ!
キャラが立ちすぎなくらいで製作陣もラストシーンで殺すのは惜しくなったのでは?
彼の不敵さ不気味さはゴールドフィンガーの山高帽子を投げる日本人オッドジョブを発展させたキャラクターであるがまさに敵の殺し屋の完成形だろう
本作はその美術の豪華さ内容の濃さで007シリーズの一二の出来映えをダイヤモンドは永遠にと争う名作といえる
娯楽の真髄を体現している映画を観た満足感に浸れる
今までと比べると、
十作目 殺し屋ジョーズが登場
総合70点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
リチャード・キール演じる、規格外の大男で不死身の殺し屋ジョーズの銀色の歯が不気味に光る。車の外板を剥ぎ持ち上げてしまうし、殴っても効かないし、銃弾すら歯ではじく。目立つ見た目もわざわざ歯で噛み付いての殺し方も子供騙しと言えばそれまでだが、その後も活躍する彼の登場は衝撃的であり一目で忘れられない存在になった。最後はジョーズ対決というのも洒落ている。
美女の乗るロータス・エスプリとヘリコプターの戦闘は、巧みな操縦と有り得ない派手さで魅せてくれる。潜水艦を油槽船で捕獲するという奇想天外な物語も、有り得ないけれど面白い。
ロジャーボンド第3作目、シリーズ第10作。 アバンタイトルで始まる...
ロジャーボンド第3作目、シリーズ第10作。
アバンタイトルで始まるスキーシーンは最高にかっこよく、無音のダイブからのパラシュートシーンは思わずカッコいい…と声が漏れてしまう。そこからシリーズではおなじみとなっているオープニングムービーなのだが、正直これは007史上(今の所)最高の出来。めちゃめちゃかっこいい!
この流れは物凄く期待値が上がるのだが、正直そこからは割と普通。決してつまらなくはないのだが、話とアクションも単調で、印象に残るシーンも少なかった。
見所は本作のボンドカー、ロータスエスプリでの逃走劇。追いかけてくるバイクの仕掛けだったり、美女が乗り込むヘリとの攻防、そしてなにより海へ飛び込み潜水するボンドカーが魅力的。
007シリーズの敵は魚に食わせるという演出がお好き。
007はこうでないと
遂にアイツが登場
①OP
Carly SimonのNobody Does It Betterですね。素晴らしかったです。ゆったりとした音楽と美しいOP映像がマッチしていました。
②ボンドガール
ビートルズ・Ringo Starrの奥さんのBarbara Bachです。彼女の表情が好きです。無愛想な顔立ちですが笑うと可愛いところとか。この作品はボンドとボンドガールの関係が複雑なので、いつもと違う感じで楽しめますね。最後のシーンでは「殺すんじゃないんかい!」って言いたくなりましたが。(笑)
③ボンドカー
水陸両用ボンドカーキターーーー!!!!!
ホンットにこれはロマンの塊ですね。Qからの荷物の海上バイクもGood!!
④敵キャラ
遂に007敵キャラ人気No.1のジョーズ登場です。彼が可愛くて可愛くて。。。
無言っていうのもいいですよね。本当、憎めない奴です。
水中戦やっぱりイイですね!サンダーボールの時も良かったですが、今作も楽しめました。
前半は盛り上がりがなく「うーん?」という印象でしたが、後半はかなり面白かったです。コメディ色は強い方ですが、前2作のように馬鹿っぽい所はあまりありません。
何より敵とボンドカーがインパクト強くて面白かったです!!!
The Spy who Loved Me
『007』シリーズ第10作
『私を愛したスパイ』
まず
タイトルがいいですね。
私を愛したスパイ。いいですねw
ロジャー・ムーアの007なかでもかなりの娯楽作(良い意味で)です。
ボンドとボンドガールの複雑な関係が非常にいいスパイスとなっていました。
前2作と比べると
テンポも良く、すんなり観れます。
アクションもこれまた素晴らしい。
スピーディー!!かつスタイリッシュ!!
とってもカッコよかったです!!!
ボンドの軽口も的確なタイミング!笑えるし、余裕も感じさせてgood。
Qの秘密兵器も大活躍!!そしてボンドカー《ロータス・エスプリ》!!!!
海潜っちゃうとか(笑)
だけど普通にカッコよかった!!!!
お馴染みのテーマソングをバックに
海から出てくるシーンはなんとも言えない!!ヤバいです!!!!
あぁ後
ついに出ましたねwジョーズwww
ジョーズ役のリチャード・キールは鋼の歯をつけて演技するの苦労したらしいです。
ジョーズ、ほんとにいい悪役ですねww大好きです!
本作はロジャー・ムーアの『007』の中でも上位に入る面白い作品になっていると思います!!!
良いです!!!!
ほんとビックリしました!!!!!
ただいまHDリマスター版が出てるので、ご鑑賞の際はぜひそちらを。
『007/私を愛したスパイ』
非常に良い作品です。
本作は4.0で!!
ロータスエスプリかっこいい
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