007/ダイヤモンドは永遠にのレビュー・感想・評価
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黄金に対抗するにはダイヤしかない‼️
せっかく「女王陛下の007」でジョージ・レーゼンビーのボンドぶりだったのですが、やっぱり初代がいいとのことで帰ってきたぞ、ショーン・コネリー‼️当時は他の5作のコネリー版007は子供の頃から何度も観ていたので、高校生の頃にこの作品を初めて観た時は、ショーン・コネリーも老けたな、ちょっとぽっちゃりしたからか以前に比べたら小さく見えました‼️監督はガイ・ハミルトンだし、主題歌もシャーリー・バッシーで、明らかに第2の「ゴールドフィンガー」を目指したのかな❓黄金に対抗してダイヤだし‼️アクションシーンはムスタングでのカーアクション、特に片輪走行が見どころくらいで、あとはユルーい印象のコネリー・ボンド最終作‼️ただ2人組の殺し屋がゲイだったり、見張り役の女性2人組がレズだったり、ブロフェルドが性的不能者っぽいキャラ(猫ばっかり可愛がる)だったりと、公開当時よりLGBTの描写にウルサい現代の方がウケる作品かも‼️
猫まで影武者
ちょっと老けたか、ショーン・コネリー。というのが第一印象。冒頭から『二度死ぬ』の残りであるような日本家屋でブロフェルドを探すボンド。カイロでやっと見つけたブロフェルドは整形で影武者を用意していた。彼を演ずるのは『二度死ぬ』で協力者ヘンダーソンを演じたチャールズ・グレイで、そんなに悪人顔じゃないのも残念なところ。
ギャンブル好きの方はQの作ったイカサママシンが欲しくなるはず。もうデジタルの時代だから使えないと思うけど・・・。そんなラスベガスでのアクションが中心となるけど、ダイヤの密輸に関しては死体を使ったりするのがgood。でも、ここまでだったかなぁ。カジノ、サーカス、月面車とか、ストーリーがどうでもよくなってきた。
カーアクションはさすが!トランザムでパトカーを振り切り、次々と廃車にしていく様子はこの時期以降の派手な映画に生かされていると感じます。
意外なところでマネーペニーが出てきたのは嬉しかったけど、ボンドガールのティファニー(ジル・セント・ジョン)はなんとなくコミカルで相応しくない気もした。悪役二人の存在も面白かっただけで、何だかなぁ・・・
初代ボンドにしてはコミカル
宿敵ブロフェルドを殺害したボンドは休養を兼ねて行方不明のダイヤを追う任務に就くが…。
シリーズ7作目。初代ボンド引退作。月面探索機で爆走するボンドやルパン三世みたいな寸劇をするボンドなど、コミカルさが強調された演出が印象的でした。
【7作目】ダイヤモンドは永遠に
冒頭の温度感は大事にして欲しかった。
前作踏まえてショーン・コネリー復帰だが、
いきなりハードな場面に驚き。
まぁ前作ラストがラストだっただけに納得。
だが温度は一気に低下しコメディモードに。
こんなまったりした序盤のカーチェイスは、
今まで観た中でも初めてかという程に残念。
その後のもう一度カーチェイスの展開も考慮して、
敢えて序盤は緩く見せていたのなら流石かw
脚本が特に中途半端で、展開が急に飛ぶ印象。
ストーリーを把握し難く、タイトルが勿体無い。
宿敵ブロフェルドもラストが印象薄く、残念。
しっかり因縁のカタをつけて欲しかった。
よりによって最後があの2人組とは。。。
タイトルのダイヤモンドの印象もイマイチ薄く、
個人的にはもう少し、、、な感想。
シリーズ通して男の色気と気品を備えた英国紳士、
初代ボンドのショーン・コネリーの功績に乾杯。
オンロードはマッハ1、オフロードなら一家に一台月面車(笑)
レーゼンビーと比べてどうかな?と思って観れば・・・。
歳月を感じますね。
前髪前線の後退はウィッグを捨てた潔さとして評価したいですが、顔は確実に年輪を刻みましたし、何よりもお身体が少々ふくよかといいますか、ややユルミが見受けられます。
冒頭は日本、カイロと鬼の形相でブロフェルドを追い詰めるボンドです。
これは妻の敵討ちと解釈して宜しいんでしょうか?
原作では女王陛下の次が二度死ぬで、日本でブロフェルド斃すんだものね。
とりあえず、時系列と作風の調整はこれでOK。
ここからは、来たよ、来たよ?娯楽路線。いや、もう、冒頭からキてるか?
殺し屋コンビはgayだし、ブロフェルドまでdrag queenやらされてるし(テリー・サバラスじゃなくて良かった!役者が変わると言えば、ボンドの盟友、CIAのヒューリックス(フェリックス)さん。彼、結構好きだから毎回コロッコロと役者を変えるのはやめて欲しかった)
もう、一体誰がバカなの?
ガイ・ハミルトン?カビー・ブロッコリ?もう、別にいいけどさぁ。
博識なボンドがダイヤの情報に疎いのはご愛嬌。
L.A.やラスベガス辺りは良かったな。
プレイボーイクラブのカードも「らしくて」笑った。
可哀想なプレンティちゃんは、ナタリー・ウッドの実妹だったんだぁ。なるほど!
Qのスロット、良かったぁ。流石はQ(笑)
そして、月面車!(大爆笑!)
なんかもうこの辺りで、コネリーの経年変化とかどーでもよくなりましたw
いいよ、もう。コネリーボンドは格好良いから。それでいいです。
クーガーに引き続き、マスタングも悪くないな、とか思って観てたけど、月面車もご家庭の必需品だねw
(何もしてないのに敵が自滅って思った人は一度ノーマル車で悪路走行してみればいい。本作の道無き道の高低差はキャタピラだって苦心するだろう。
トライクバギーのお兄ちゃん達だって結構な腕前だし、やっぱり、月面車って凄いんだなー!w)
エレベーターの外壁登りは、スパイダーマンか!ってほどのアメイジングアクション。まぁ、忍者修行もしたしね。
人嫌いの大富豪、Mr.ホワイトはハワード・ヒューズかぁ!もっと枯れた老人か脂ギッシュなオジ様が出てくるかと思ったら、めっちゃ若いお兄ちゃんなんだもの(笑)
20年前、2000年前後には、作品のメジャー・マイナー問わず、ビル・ゲイツをパロディ化したようなキャラクターをよく見かけたものだけど、そういう感覚なんだろうね。
今回、wikiでカビーのプロフを見たら、ハワード・ヒューズ監督作の「ならず者」から映画界に入ったとか。そういう関係があるのなら余計に茶化したくもなるか。
(そのうち「アビエイター」も観てみよっと)
地球上で最も硬い鉱物であるダイヤモンドを使い強力なレーザーを。という当時らしいSF設定は好物です。
ただ、衛星からの破壊シーンはちょっとザワッとしましたね。現在の科学技術はこれと同じ事、すでに出来ますもん。
(「シャドー・ディール 武器ビジネスの闇」では「現実のノンフィクションドキュメント」として同様のシーンが登場する。多くの方に観て欲しい)
恐ろしい悲劇を抑止出来るのは「人の心」しかありません。
と、まぁ最後だけちょっとシリアスな気分で作品の世界観から脱却致しました。
ボンドと言えばショーン・コネリーしかいない派でしたので、見方を変えれば、本作のおかげで「もう、ボンドは終わりにするのが良い」と思えました。未練を断ち切る事が出来たという点において良作と言えましょうか。お疲れ様でしたの気持ちも込めて点数甘めです。
ここから先は「007」という称号だけを継いだ、丸っきりの「別物」と考える心得が生まれた本作でした。
(この後ネバーセイ ネバーアゲインを観るのが怖いなー。公開当時はコネリー贔屓で楽しく観たのだけれど。
これだけ連続で比較しながら視聴するとどんな印象を受けるだろ・・・)
ショーン・コネリー復帰&引退(007⑦)
ショーン・コネリーが復帰したシリーズ7作目で、そのまま引退した作品でもある。
シリアスだった前作から一転、オープニングからインチキ臭さ全開。派手な赤い車で尾行したり、月面車でのカッコ悪いカーチェイスがあったりと、ツッコミどころ満載な内容だったけど、(スタントマンだろうけど)ボンドの軽快なアクションシーンもあったりで、それなりに楽しめて良かった(^^)b
ボンドガールも、無駄に露出の多い格好でセクシーだったし(^^)b
編集は大事だな
2020年7月26日
映画 007 #ダイヤモンドは永遠に (1971年)鑑賞
BS放映を録画して見たのですが、編集が上手くなかったようで、つながりがおかしい箇所が何ヶ所もありました。
この女性とはどこで出会ったの?
いつの間にここに移動したの?
と??となりました
120分の映画を90分にするのは無理がある
ショーン・ボンドは永遠に
シリーズ7作目。1971年の作品。
前作でも書いたが、2代目ジョージ・レーゼンビーが当時不評だった事により、ショーン・コネリーが本作一回だけ復帰。
破格の待遇、破格のギャラが支払われたとか。さすが初代の貫禄!
その破格の待遇で『007』とは違う別の作品をコネリーの要望で企画し、破格のギャラはコネリーが設立した基金に寄付。さすが初代の太っ腹!
話的には『二度死ぬ』と『女王陛下』双方の続きのように始まる。
妻の仇ブロフェルドを日本から追うボンド。整形手術を受けている宿敵を見付け、遂に倒す。
そんなボンドに新たな任務。南アフリカから密輸されている大量のダイヤの調査。
麻薬の運び屋に扮し、輝くダイヤの裏の世界へ。
今回のボンドガールである密輸組織の一員ティファニー、姿を見せない謎の大富豪、そしてお馴染みの協力者。
これまでスペクター相手に世界の危機を未然に防いできたボンドにとっては楽な任務。
何だか肩の力を抜いて、余裕すら感じさせる。
…が!
思いもよらぬ陰謀と黒幕。
またしてもスペクターが絡み、首謀者は言うまでもなくブロフェルド。あの時倒したのは整形手術した影武者だったのだ…!
ショーン・ボンド最後であると同時に、“ブロフェルド三部作”の完結編でもある。
最後に今度こそ本当に、ブロフェルドと決着。
それはいいが、実は原作ではスペクターもブロフェルドも登場せず、勝手に変えた設定に原作側が激怒し、それ以降スペクターが登場出来なくなったとか。(2015年の『スペクター』でやっとやっと!)
楽な任務と書いたが、スペクターの陰謀により、そうは言っていられなくなってしまった。
目的は、ダイヤを使用したレーザー光線による人工衛星からの地上攻撃。
強奪した核ミサイルなどで世界を脅威に陥れてきたが、ひょっとしたらスペクター史上最も脅威的な大陰謀!
…なんだけど、作品的にはショーン・ボンドの中で最もユルい。
見せ場となるド派手なアクション・シーンはクライマックスのブロフェルドの海底油田基地襲撃くらい。
合間合間のアクションや立ち回りが、どうしちゃったの!?…と思うくらいキレが無い。
砂漠の秘密基地から月面車に乗って脱出、ラスベガスの路地裏チェイスでは車体を傾けて逃げる荒業!…いや、荒唐無稽。
ダンディズムなショーン・ボンドが今まで以上に軽口飛ばし、愛妻を亡くした悲しみは…?(やはり前作とは繋がりナシで、『二度死ぬ』の続き…?)
ボンドガールもただセクシーなだけの女性として描かれ、珍妙なサーカスやカジノ、ゲイの殺し屋コンビ、ブロフェルドも女装するなどなどなど、かなりコメディ色が濃い。
“カセットテープ”はコントみたい。
遂にのブロフェルドとの決着も何だか…。
少々…いや、ズバリ言うと、締まりが鈍い“ラスト・ショーン・ボンド”になってしまった。
でも言い換えれば、当時不評だった前作のあの悲しいラストを受けて再び、娯楽重視へ。
ショーン・ボンドの中でも最も気楽に楽しめる。
また、この作風があったからこそ、3代目に引き継がれた。
ジェームズ・ボンド像の確立。
初代の魅力。
さらには、次のボンドへの橋渡しまで。
彼が居たから!
贈る言葉はこれしかない。
ショーン・ボンドは永遠に。
007シリーズの決定版、最高傑作!
最高の娯楽映画だ
何から何まですべて超一流のプロの仕事だ
感服するしかない
ことに主題歌の素晴らしさよ!鳥肌が立つとはこのこと
そしてそのタイトルバッグの映像の美しさ!もう芸術と言って良いレベルだ
007シリーズとは何かを作り手が更地から突き詰めてどうあるべきかを再構成しなおした傑作中の傑作だ
原作はあれど基本構成だけを残して映画としての価値を追求して、自由に脚本を作る方針が大成功している
ジェームス・ボンドとはどんな人物なのか
どんな行動を観客は期待し、どこを舞台に活躍して欲しいのかをトコトン考え抜いて脚本が作られ演出されているのだ
つまり007シリーズの再定義が行われたのが本作の最大の意義なのだ
監督にはゴールドフィンガー以来3作品開けてガイ・ハミルトンが復帰
ゴールドフィンガー以降路線が迷走していたのを女王陛下の007で原点回帰を目指したのだが中途半端であった
その間に0011ナポレオンソロや電撃フリントなどの類似作品の方が大衆が007に求めるものを正確につかんでいたのだ
このままでは007シリーズはマンネリで終了やむなしとの空気が漂ってしまっていたのを、見事彼が建て直したのだ
その為には、やはりショーン・コネリーを呼び戻すしかないという結論は当然だ
前作のレーゼンビーでは駄目だ
落ち着き方、気品がまるで違う
レーゼンピーでは下流階級の出が気取っているようにしかみえないかった
冒頭からニヤリだ
ショーン・コネリーの主演だった007は二度死ぬのを思い出させるために日本シーンを入れ、更に今度はプフェルドは二度死ぬをやって見せるのだからたまらない
こんな調子で様々なくすぐりを繰り出してくる
アムステルダムはダイヤの研磨の世界一の産地
運河の町、ルーベンス
ならばボンドは当然運河の遊覧船に乗ってガイドがその説明をするのだ
そして左手に見えますのはーと言ってカメラが捉えるのは殺し屋にやられた水死体だ
そして飾り窓、日本でいうところの紅殻格子
つまり色町だという連想は男性なら当然起こる
それぽい家に入ると半裸のヒロインがいるという寸法だ
しかもホモセクシャルな街でも有名
なので殺し屋二人組もホモセクシャルな関係を匂わせてあるのだ
ボンドと言えばタキシードにカジノだ
ならばラスベガスに行くしかない
そこでのカーチェイスは素晴らしい出来だ
あのストリップ大通りを爆走してパトカー数台を翻弄してみせる
つまり観客の観たいものを徹底して見せてくれるのだ
しかし仕掛けは忘れてはいない
サーカスの空中ブランコはただ単にラスベガスだからではなく、ホワイトのホテル最上階やクライマックスの石油堀削基地でのロープアクションの伏線になっているし、月面車は終盤のレーザー衛星を突拍子も無いように感じさせない為の伏線だ
見事な脚本としか言いようがない
本作の成功が007シリーズを終了の危機から救い21世紀まで続く超長寿シリーズにしたといえるだろう
007シリーズの最高傑作と断言して良いと思う
喜劇風味の強い第7作目
・一作あいてショーンコネリーカムバック
・あまり印象に残りにくい
・間が空いたうちにショーンコネリーが若干老けてしまってた
・ハゲでゲイの悪役
まあまあ。
そこまで酷評するほどのことはないけれど、アクションは前作に比べて格段にランクダウン、ストーリーはいつも通り、全体的にはまあまあっと言った印象。
でもやっぱり、ショーンコネリーはかっこよかったです。レーゼンビーもいいけど・・・。
娯楽作品
完全なるコメディ作品ですね。
悪役がハゲのキモいゲイってどうなのよ(笑)
ラストもビミョー。
ボンドガールのジル・セント・ジョンはとってもキュート!
お金持ちで美人で頭脳明晰という超高スペックな彼女ですが、嫌味ったらしくないのが魅力ですよね。ケロッとした感じが可愛いです。黄金銃みたいなバカキャラBGは好きではないんですが、ジル・セント・ジョンは別格。今までのボンドガールの中でもかなり上位です!
話のテンポが悪くあまり印象に残らない作品ではありますが、ボンドガールがとにかく可愛いので☆3.0。
七作目 ボンドカーは月面車
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:65点|音楽:70点 )
前作「女王陛下の007」の異色版が終わり、第七作目はショーン・コネリーと娯楽要素の強い演出が戻ってきた。
敵から逃走するのは月面車を使うというわけのわからなさがあるし、水着姿など露出と口数の多いボンドの相手役女優は軽機関銃を撃った反動で海に落ちるし、活劇の迫力というよりも喜劇色がより濃くて楽しませる方向に舵を切ってきている。月面車の後はマスタングによる派手な逃走劇があるが、こちらはMI6の用意したものではなく、特殊装備は何もなし。宇宙とレーザーの特撮は時代なりの出来映えで良くはない。全体としては007の中では特に目立つ作品ではないが、たいした緊張感をもたずに気楽に楽しめる娯楽作品にまとまっている。
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