セルロイド・クローゼットのレビュー・感想・評価
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隠されてきた記録、そして今につづく
映画が創られて以来、どのように同性愛が隠され
どのようにヘイズコードを乗り越えてきたか
知っていた映画から知らなかった映画まで、
実際に当時演じた役者や脚本家などが出てきて
証言しながら、解説される。
こんな貴重な映像が今まであっただろうか。
どのように同性愛という存在が映画の中で
形を変えてきたのか。
ヘイズコード中に、無知な検閲官にバレぬよう
同性愛要素を仕込んでいたのには、泣ける。
さらに、作中で同性愛者は悲劇的な運命を
辿るよう、自殺するような描き方をされることの
問題点を当事者が語る
当時を生きてきた人にどのように享受され、
どのように無視されてきたのか、それを知れる貴重な映画だ。
否定的な描き方でも、ゼロでないだけよかった。そういう関係者もいた。
しかし、映画が人に与える刷り込みは怖い。
そして今、どのように描くべきなのか、
それが試される時代と変わってきている。
どうか、もうクローゼットしないそして否定的でない描き方がされますよに。
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