「チベットへの深い敬意」セブン・イヤーズ・イン・チベット 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
チベットへの深い敬意
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ブラピが超ワガママ男で、妻の出産から逃れるために山に行くというひどい人でなしぶりが他人事ではなかった。オレも娘とは別々に暮らしているのだが、一目会いさえすれば転地がひっくり返るほど考えが変わるのにとひどく残念な気分を共有した。そんな彼がチベットの人々との触れ合いで心変わりする様子がたいへん自然に描かれていて素晴らしかった。ラストシーンのさりげない子供との触れ合いもとてもよかった。
その分、中国による狼藉行為には本当に腹が立った。こういった映画はどんどん作るべきだ。
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