「『ヤラセ』と言う言葉が産まれた。」世界残酷物語 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『ヤラセ』と言う言葉が産まれた。
イタリアの黄禍論者を煽る映像で、ほとんど、演出によるフェイクドキュメンタリー。
リズ・オルトラーニの『モア』たけが評価される。
初見が月曜ロ○ドショーだったと記憶する。今回完全版と称するモノを見たが、覚えていているのは、オーストラリアの女性のレスキュー隊(僕にとって性の目覚めの一つ)と、カメのでんぐり返し骸骨と、ニューギニアの飛行機位。東京のトル○風呂は、TB○で放送できたかなぁ。赤線が廃止されて5年も経っていない。だから、こんな表現をしている。つまり、吉○の事だが、オジキ(親父の弟)が『こんな所ない』って言っていたのを思い出す。だから、フェイクドキュメンタリーな映画だ。
今見ると笑えるが懐かしい。でも、こう言った映画を見せられて、色々な習慣とか、風習とかに偏見を持つようになり、正義感が間違った方向に誘導されるのだと思う。
亀が涙を流しながら、一生懸命に卵を産む場面と、放射能に犯された卵と称した場面を繋ぐ。そして、そこへ『モア』。とんでもないドキュメンタリーが出来てしまう。しかし、フェイク。
フェイクと当時から言われていた。
ベトナム反戦の映画で、そんな映画があった。この頃は『ゲテモノ』趣味な映像が流行ったと記憶する。それは、ホラーやポル○につながるのだと思う。こわいものみたさと言うやつだ。
文化人類学者は当時からこの映画を批判していた。僕はリズ・オルトラーニとオーストラリアのお姉さんだけが気に入った。親父からは、こう言った下品な映画は見るなと、見せてもらえなかった。だから、前述のオジキに見せてもらった、こっそりね。『ヤラセ』と言う言葉が産まれた。
追記 細野晴臣さんの『ボン・ボヤージュ』の『Chow Chow Dog』を思い出す。