「一難去ってまた一難、最後まで続く緊張感」スピード tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
一難去ってまた一難、最後まで続く緊張感
かなりシンプルな邦題で、原題はどうなってるんだろう、とおもったら原題もSpeed
ポスターが『ダイ・ハード2』まんまなのは触れずにいられない。
『ダイ・ハード』以降低迷が続いていたアクション映画業界に大きな反響をもたらした結果、1995年のアカデミー賞で2部門を受賞するなど世界的な規模で高い評価を受けた。日本でも配給収入45億円を記録した(wikipediaより)
とのことなのでダイ・ハードを完全に意識していたのだろう。
キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック、デニス・ホッパーと出演者は豪華
色々ツッコミどころもあるが、爆弾の構造についてはあまり詳細に描くわけにはいかないし
演出上の面白さを優先したのであろう電車の緊急停止などは突っ込むだけ野暮というもの
映画的なわかりやすさは大事、とは言えやっぱり気になるので点を下げた
冒頭の事件から、のちの大事件への展開は導入としてとても良かった
一難去ってまた一難、何をするにもトラブルが発生する
バスに乗り込むのに問題発生
乗り込んで問題発生
安全な場所に移動するのにも問題発生
他多数
その都度視覚的にインパクトのある映像で解決していく
屋根上や車体下といった乗り物の普段見えない部分でのアクションが面白い
常にトラブルが発生することで最後まで緊張感を保たせ、アクション映画として非常に良い出来だ
一方でストーリー上に謎がないのがもったいない、敵の魅力が微妙かな・・・
とおもったら初期の脚本では実は真犯人が他にいるという構想だったそうな
実に惜しい
ラストの決着方法、だいぶ前に見たせいか、『ミッション・インポッシブル』と勘違いしていた。
あちらも電車のアクションシーンがあるが違う展開だった。
再視聴も記憶の再確認と発見があるので楽しみがある。