劇場公開日 1984年12月15日

「私的格闘系映画の至高 すげぇ!」スパルタンX 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5私的格闘系映画の至高 すげぇ!

2022年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

まず、オープニングのシーンでグッと心掴まれました。
ジャッキーとユン・ピョウの体操選手のように鍛え上げられた、しなやかなボディーの美しさは思わす魅入ってしまいました。
あの黒のタイトなパンツと黒のタンクトップのコスチューム、真似したものだなぁ。これでも一応、元体操部員だったもので(笑)

ジャッキーの格闘もさることながら、ユン・ピョウの座椅子でのリアルアクションも痛快この上ないです。
CGもワイヤーアクションもない当時のリアルアクションって、やっぱり何度見てもすげぇ!

特にベニー・ユキーデの回し蹴りで蝋燭の火が“ビュッ”と消えるカットは鳥肌物です。
あれ、何回テイク繰り返したんだろう?一発でキメてるなら、マジすげぇ!
リアル格闘家のベニーだからこそできる、モロパン浴びて窮陥った時の足元のふらつき具合とか、情けなさをかなぐり捨てた防御の仕方とか、マジリアルすぎて興奮するです。
ラストの大団円も予定調和っちゃあそうなのですけれど、痛快なテンポのまま疾走して、楽しく観終えることができたです。
今となっても、私的格闘系映画の至高です。

ただこれ、DVDのバージョン違いで、ベニーとの最終決戦のシーンでのBGMが異なってるんだよなぁ。
私としては中華調の方ではない、チャーチャチャチャ♪チャーチャチャチャ♪の方が好みかな。(わかってもらえるかなぁ・笑)なので都合二枚のDVDを買っちゃったです。
メインテーマも秀逸でした。

私も右のフリッカージャブで蝋燭の火を“ビュッ”と消して「自分、やるじゃん!」とスパルタンごっこを時折楽しんでいるです。(さすがにストレートの風圧では消えない)←アホの子や(笑)

野球十兵衛、