スタンド・バイ・ミーのレビュー・感想・評価
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時間の尊さ
子供の時に見て以来久しぶりに見ました。
どんな感じだったのか思い出せなかったのですが見て納得。要所要所覚えてはいるものの(パイの所(インパクトっ)とヒルの所(こわいっ))、幼い頃の、多感で純粋で素直な感覚を、遠目に見て愛しく思えるのは大人の感覚こそだと思いました。同時に、思い出させてくれるので心があらわれました。
大冒険と、少年の頃ならではの悪ふざけやギリギリのあやうい感じはソワソワドキドキ楽しかったです。終盤の度胸試しは息をのむ迫力。
友達を大切にしたい、時間を大切にしたい、と思える映画。人生のたのしさ、悲しさ、あらゆる要素が入ってるように感じます。素晴らしい。
もう戻らない時間が眩しくて切ないです。
リバー・フェニックスとテーマミュージックに涙ぐむ
大人になって作家になったコーディ(リチャード・ドレイファス)が
12歳だった頃の、友人と冒険した2泊3日の思い出を振り返る映画。
黒人歌手のベン・E・キングのしゃがれ声のテーマ曲が、
“ダーリン、ダーリン、スタンドバイミー“とノスタルジックに
歌い上げると熱い涙が込み上げる・・・
小さな田舎町キャッスル・ロック。
(スティーヴン・キングはこの架空の地名を何度も使っている)
幼なじみのコーディ、クリス、テデイ、バーンの4人は、
ある日30km先の森に男の子の死体を見に徒歩で旅に出る。
線路伝いに歩いていると、陸橋の上で突然、蒸気機関車が迫ってくる。
慌てて飛び降りる4人。
沼を腹まで沈んで渡ると、ヒルに何箇所も食われる。
クリスの兄の不良仲間に因縁を付けられる。
腹ペコで焚き火にあたり夢を語る。
そうして冒険の旅から帰った彼らは確実に大人に変わっている。
ラストで成人したクリスやテデイのその後が語られる。
この旅を契機に必死に勉強して弁護士になったクリスは
呆気なく刺されて死んだと知らされる。
クリスを演じたリバー・フェニックスもまた、青春スターとして
人気絶頂の23歳の時に、不慮の死を遂げる。
その死を予言するような映画になってしまった。
子供にしかできない冒険の物語
子どもたち4人組が死体を探しに行くだけの話
でも、それぞれの傷を抱えた主人公ら4人組の悪ガキにとっては大冒険だった。
あの頃にしか存在し得ない関係性があって、作中時も放映時でも自分にとって大昔の話だけど、純粋な尊さが感じられ、懐かしさがあった。
吹替版は声がコテコテなので(声優さんが下手な訳では無いが)字幕版がオススメ
子どもの声ってどうしても難しいよね。
少年たちの友情にジーン‼️
12歳の夏。それぞれに複雑な家庭の事情を抱える4人の少年たちが、ひょんな好奇心から "死体探し" の旅に出る。そんな短く尊い時間を、ノスタルジックに描いた青春映画ですね‼️多分初めて観たスティーヴン・キング原作の映画だったと思うし、ベン・E・キングやジョン・レノンを初めて知ったんじゃないでしょうか⁉️「僕のことを誰も知らない土地へ行きたい」そう言って大泣きするリヴァー・フェニックスのクリスが、「何だって出来るさ」「世界はもっと広いんだ」と勇気づけてくれる、固い握手を交わす友達ゴードンと巡り会う運命‼️しびれますね、子供たちの友情に‼️「あんな友情持てたのは、後にも先にも12歳のあの時だけ」とラスト、大人になった主人公(リチャード・ドレイファス)が締めくくる言葉は、年を取れば取るほど切なく胸に響きます‼️そしてリバー・フェニックスですね‼️私にとってリバー・フェニックスはこの作品のクリスと、若き日のインディアナ・ジョーンズです‼️
色褪せない青春の匂いは音楽と共にやってくる
ベン・E・キングのスタンド・バイ・ミーが美しく流れる本作はホラー小説の帝王と呼ばれるスティーブン・キングが原作というのが信じられない程の怖さ無しの青春映画です✨
まぁ今更に内容を褒めるのもどうかと思うが意外に名優が出演しているのが面白い😁
リバー・フェニックス、リチャード・ドレイファス、キーファー・サザーランド、ジョン・キューザック⭐
取り分けリバー・フェニックスの存在は秀でていたが、後に彼は薬物中毒によって天逝した事によって大きくフューチャーされた感がある😐
実際にロバート・レッドフォードと共演した「スニーカーズ」では光った演技とは言えなかった🫤
早死するとどうしてもジェームズ・ディーンという定規を当てられてしまうのはハリウッドの悪癖だろう💦
所で映画音楽でこれ程皆が知ってる曲も珍しい😆
後は映画「ゴースト」でのライチャス・ブラザーズが歌う「アンチェインド・メロディ」くらいかなぁ~
マ王は映画から色んな音楽を知ったので洋楽の幅は意外に広い✨
で、何周か回って今は重くて速くて悪い曲をよく聞いています🤣
青春はかなり曖昧で漠然とした事象なのに、その短い期間だけは確かに記憶として残っている😐
良くも悪くも青春とは、語るのを躊躇ってしまう若き日の失敗なのでは、とマ王は解釈してますが皆さんはどうですか?
ちなみにマ王の青春は押し付けられた勉強と合間を見つけて映画館へ避難してたぐらいしか覚えてない🌀
まぁ、それも青春なんだよね😚
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆
一度は歌った事あるんじゃない?度★★★★★
「ジーザスッ!」度★★★★★(マ王の好きなシーン)
終始地味な感じが心地よい
ジュブナイル映画はやはり良い。
死体を発見しに行く旅っていうのもどこか闇抱えてて良い。(確かに、子供には刺激的なエンタメなのかもしれないな。)
同じジュブナイル映画でも、グーニーズやE.T.のように劇的な展開があまり起きないから落ち着いて見られる。
例えるなら金曜ロードショーとかのゴールデンタイムでの放送じゃなくて、深夜の番組枠で放送されてるときに観て夜中にしんみりしたい映画。
子供のときには気づかなかったけど、かなり大人向けの映画だと思う。
ところで、ヒルってあんな短時間でたくさん体に張り付いてくるんだ?怖っ。
現実逃避の願望が冒険という形を取って表れている
かなり好きな映画。ストーリーの秀逸さ、森林や湖といった映像の美しさ、途中で挿入される音楽の軽快さ等、どれを取っても最高。
主人ゴーディら4人の少年は、死体探しを行って有名になることを目的に冒険を始める。しかし、これは建前なのだろう。彼らの家庭環境は良いとは言えず、それぞれが問題を抱えている。ゴーディの親友クリスが、冒険の道中で「自分を知る人がいないところに行きたい」と言っていることから分かるように、冒険の本当の動機は現実逃避にあることが窺える。皆子供なりに辛いことがあり、ストレスを抱えながら生きている。そんな彼らの気持ちに共感できる部分があり、切なくなる。冒険を終えて、自分達の住む町に帰って来たときの彼らの呆然とした表情からも、現実逃避の願望が冒険の根底にあることが分かる。うんざりする現実に帰って来てしまったこと、そして楽しい冒険の時間は2度訪れないことが表現されていてるのが秀逸。
本作は超有名だし、数少ないリバーフェニックス出演作品だし、ちゃんと...
本作は超有名だし、数少ないリバーフェニックス出演作品だし、ちゃんと鑑賞し直そうと思った。
吹き替え版だと声優の良し悪しに左右される。
本作は、あえてオリジナル音源にして字幕で鑑賞した。
男なのにお嬢と呼ばれた主人公が、近所の仲間と森へ冒険しに出かけた思い出を小説にした話。
多分、本作は男同士の恋愛を描いている。
そのことをカモフラージュしているのは、この小説を作成している主人公だ。主人公はシカに出会ったことも誰にも話さなかった。まだ語っていない事実があるという可能性を感じる。
森の中で大食い大会のエピソードを語った後、聞き手から、その後どうなったか聞かれて適当に答えたが、そんな終わり方じゃつまんないって言われていた。
話の続きを語り手は用意していなかったと思う。
このエピソードは本作全体と深い関係がありそうだ。
リバーフェニックスの役が良かった。
視聴後、時間をおいてから彼を思い出したとき、感動に包まれそうになる瞬間がある。
今まで一体、何を見ていたのか。
米国からの帰国便(ANA)で通して鑑賞し、これまで考えていたのとは、全く違う映画と思った。少年たちが不明者を探しに鉄道の線路や鉄橋に沿って歩くところと、主題歌しか見ていなかったようだ。
確かに、今の感覚からすれば「12歳でもうタバコかよ」となるのかもしれない。しかし、時代は1950年代末の米国オレゴン州の田舎町、戦争(第二次世界大戦)の影も明瞭に残っている。何よりも、それぞれ異なった家庭環境や才能を持つ4人の少年の過ごした夏の二日間を描いて、彼らが目覚めてゆく瞬間を見事に切り取っている。
映画の終盤で、彼らがその後、どうなったかは示されているのだが、実は、さらに驚かされるのが、4人を演じたそれぞれの子役たちのその後である。
主人公のゴーディは、ストーリー・テラーとしての才能にあふれていたが、両親から愛されていないことを苦に病んでいた。演じたウィル・ウィートンも実生活では、家族との葛藤があったようだ。また、4人のリーダー格で、最も頼もしかったクリスは、明らかに一番能力は高いのに、家が恵まれていないことで、将来を諦めていた。驚いたことに、演じたリヴァー・フェニックスの実人生でも、過酷な運命が待っていた。
つまり、この4人は、それぞれを待っている実人生を、この映画の中で演じきっていたのだ。我々映画を見た者が、強い印象を受けたことも当然である。
長く語り継がれるべき映画と思われた。
「少年期の終わり」
夏になると余計に観たくなり、私はもうどのくらい観たであろうか。
現実に隣町の少年の死体を探しに行く冒険などできる訳ないが、
友人たちと休みを使って大自然の中、線路をひたすら歩いて行くこのような冒険がしたいと、当時少年期だった私は幾度となく妄想した。
しかし、いつからだろう。
ひたすらに「面白い!!」「いいな~」と思っていた作品が、冒頭で何とも言えない気持ちになり、ラストで無性に泣けてきた。
そのようにこの作品に対する感情が変化した時、私の少年期は終わりを告げたのかもしれない。
いずれにしろ、私にとって「スタンドバイミー」は、あの頃も今もこれからも、大好きで大切な作品です。
シンプルでとてもいい
スタンド・バイ・ミーを初めて観たのはいつだろう?
TSUTAYAのレンタル?だと思うけどうろ覚え
インディ・ジョーンズの過去作品でインディの少年役をリバー・フェニックスが演じてたのを観て、懐かしくとてつもなくスタンド・バイ・ミーが観たくなって、今回はAmazonプライムで鑑賞。
仲良し4人組の少年たちの1人がたまたま盗み聞きした情報で、4人は死体を探す旅に出る。
この死体を探すなんて時点で、何にでも興味津々な少年なたちの度胸試しのようなもの。
いろんなハプニングに見舞われながら、それぞれの持つ問題、悩みに葛藤しつつ成長していく旅。
改めて観たら、40年近く前の作品だというのに、というかだからなのか、シンプルかつ丁寧でとても面白い。さすが名作。
作品の終わりに幾度となく聞いたスタンド・バイ・ミーもさすがだが、劇中に流れるoldiesがいい。
そしてびっくりしたのが、不良グループのリーダーにキーファー・サザーランド。
ゴーディーのお兄ちゃんにジョン・キューザック。
出てらしたのね。これが再発見出来ただけでも観た甲斐が10倍あった( * ॑꒳ ॑*)⸝
not for me…
初っ端からタバコ吸ってる子供たちで「あっなんか苦手かも」ってなった。
アメリカ流の母をネタにする罵詈雑言も多発されるのもサブい。。。
というかそもそもこの12〜16歳ぐらいのイキってて無鉄砲な感じの少年が苦手なのかも。。。現実でそういうティーネイジャーに今まで接触してこなかったし、彼らがどんな生き物かいまいちよくわかってない。関わらないうちに苦手意識ばかり醸成されてしまっていることに気づいた。。。
おじさんの懐古話をダラダラと聴かされてる気分に近いかな。
苦手なものが詰まった映画だった。。。
是枝監督の「怪物」を観た後だからか、登場人物2人に愛が芽生えてるのではとうっすら感じた。愛は美しいから、なんぼでもあっていい。
この映画で少しは10代前半の少年とはどういうものか理解できたかな?
さよなら夏の日
食わず嫌いで観て無かった名作のひとつ
Netflixで鑑賞
いろんな評価を沢山耳にしてから観た映画なのですが、大人になる前の少年達の夏の一日を、上手く描いている、なるほど名作と言われるだけあると率直に思いました。
森に死体を探しに出る旅をやった人はいないと思いますが、誰でも自身の同じ年頃のいわゆる「冒険」のエピソードを繋ぎ合わせれば、忘れがたい思い出は沢山あり、この映画を観る事でそれらが思い起こされ、いつまでも愛される理由になっていると思います。
DVDのパッケージを観ると
If I could only have one food to eat for the rest of my life?"
"That's easy. Pez.
Cherry flavor Per.
No question about it."
印象的な夜の森での会話が記されています。
それも、子供らしい無邪気な台詞。
それこそがシンプルでかけがえのない少年時代を表していると思うのです。
古いアルバムをめくるとこの映画のポスターの前でピースしてる当時12...
古いアルバムをめくるとこの映画のポスターの前でピースしてる当時12歳か11歳かの自分が写っていて半券といっしよに貼り付けてあるのが残っている。もっと古いアルバムめくると(ナダソウソウではない)ミッドナイトクロスの看板の下で変なポーズで写ってる写真が半券とともにあった。6歳とか、全然内容わかっていなかっただろうなと思う、全く覚えてないし。スタンドバイミーの頃には物心がついていたし、ちゃんとその雰囲気まで覚えている。まるで自分がほんとに遠くまで冒険してきたような気持ちになれた。自分の中に起きた出来事のように錯覚した。
劇場内は笑い声とかがけっこうあって、子供の観客が多かったように記憶してる。ゲロのとことか、沼にハマるとことか。失神しちゃうとことか。その当時ヒルに血ついてるのとかは本気で怖ぇぇと感じていたし。テレビで放映された次の日にはビビったバツというのが学校のクラスで流行ったりもした。
地上波は過去7回で、2023子供の日の今日で8回目。昔観た吹き替え版の時にはゴーディの台詞「その薄汚えケツによう」だったはずだがセリフ変わっていた。
ゴーディの大人版は、スティーブンキングの分身ともいえる役だからエンドロールであえて作家というクレジットにしているのだろうけれど、この語りが入ることによってもう一つの視点があるのがただの冒険物語にはしていない。大人は汚いし、卑怯な奴らはいっぱいいて、浅いと確認して進んだら、その先の一歩が凄く深かったとか、ビビったら罰を受けるとかも実は凄い深い。チンコの血吸われたら急激に大人になるとか、メタファー的なやつなんじゃないの。
その当時は次に何が起こるかなんてわからない。何がなんだかわからなかったことが、時間が経ってわかる。
大人は急がば回れなのだけれど、子供は近道を恐れない。最後には自分たちを捩じ伏せてきた者を撥ね除ける。これは間違いなく、大人になるにつれて失っていくものを呼び戻す。人生に必要な勇気と友情の物語。
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