「女っ気のない、少年達の冒険」スタンド・バイ・ミー jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
女っ気のない、少年達の冒険
死体探しに 出掛けて、ちょっぴり大人(男)になった 12才の坊やたち
不良兄貴グループとの 世代間闘争もある
(チビに凄む、兄貴達のくだらなさ…笑)
バンビの様な 繊細なゴーディ(後に作家)、家庭環境が 特に複雑なクリスとテディ、わりかし普通なバーンの四人組
やや、切れそうな不良の頭を、坊っちゃん俳優キーファー・サザーランドが嫌味に演じている
(まだ、偉大な親父の影から 逃れられては、いない…)
やはり 印象に残るのはクリスの リバー・フェニックスだろう
男気と繊細さ、そして賢さを感じさせる
頑張って弁護士になった彼が、殺されてしまった様に フェニックスが夭折してしまったのも、残念である
複雑な生い立ちが、トラウマになったのだろうか… 俳優は その複雑さが 糧にもなる職業であり、将来を期待されていただけに 悲しい
(複雑な環境からの脱出って、かなりのエネルギーを必要とされることが、わかる)
全く、女っ気のない 少年達の冒険を ライナー監督が 軽快にまとめている
(画面にも、母親とか オバサンしか出てこない… 彼等の目線かな?)
フェニックスが 男友達とつるんで遊んでいる内に死んだのも、何だか映画と重なって、やっぱり悲しい
人生は芸術を模倣する( オスカー・ワイルド) って、使い古された言葉だが やっぱり名言かな…
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