スター誕生（1976）のレビュー・感想・評価

スター誕生という映画は何度もリメイクされています。
こちらの作品は、4作品目となります。
アリー・スター誕生がリメイク5作品目。
アリー・スター誕生と比較して見てみたが、
ほぼストーリーの流れは同じです。
所々違うなと感じる部分があったけど、違和感なし。
時代なのかもしれないと思ったのは、ステージに上がる前後に平気で麻薬をやっていた。
スタッフや仲間も日常的に薬をやっている感じがあったりと
今では放送禁止にでもなるんじゃないか？と思った。
他の3作品は見ていないので分からないけど、
それなりに時代を反映して映画なんだろうな。
何十年もしたら、6作目のリメイク作品も作られるんだろうな・・・。
その頃は私もお婆さんだよ💦

ガガ様のアリーも良いけど、ストーリー的にはこちらが良かった。

歌声が良かった。

30年代はジャネット・ゲイナー主演でハリウッドが背景、50年代にはジュディ・ガーランド主演でブロードウェイ(ミュージカル)が背景、70年代にバーブラが主演でロック界が背景(本作)、90年代に誰か(マドンナ？)映画化すると思ってましたが、2010年代になってレディー・ガガが映画化しましたね。

スタア誕生3回目のリメイク
前回のリメイクはあのジュディ・ガーランド版であるから相当の覚悟で製作しなければならないでしょう
しかし見事に成功しています

まず時代に合わせてロックを舞台に設定したこと
観れば解る通りアリースター誕生レディ・ガガ版は本作を下敷きに作られておりほとんど同一のシーンまであります
本作のジョンの姿形、果ては彼の歌う楽曲までがアリースター誕生にそのまま踏襲され、できる限り似せてあるぐらいなのです

バーバラ・ストライサンドの歌唱は流石の一言につきます
大ヒットした愛のテーマの主題歌は永遠の名作だ
演技もなかなかのもの
やはり心が震えました

ところでバックコーラスの黒人二人と白人のエスターで組んでいるグループ名はザ・オレオでした
黒白黒のあのお菓子から名前を取っているんですね

アリースター誕生に感動した人は、その原点を確認するためにジュディ版だけでなく、是非とも本作も観て感動して頂きたいとおもいます

ひたむきな愛とそれ故の結末がバーブラの圧倒的な歌声によって見事に表現されている。クリス・クリストファーソンの繊細で淋しげな表情も印象的。

繊細な心。
安らぎ。