「流石に古めかしいが…それでも偉大な作品」スター・ウォーズ せきれいさんの映画レビュー(感想・評価)
流石に古めかしいが…それでも偉大な作品
言わずとしれた伝説的な大ヒット作。ここから派生した作品シリーズが今も続いており、若い人でも世界観に興味を持ったら、これは避けて通れないだろう。
子供の頃にTVのロードショーで見た記憶はあるものの、そういえば成人してから、一度もちゃんと見たことがないな…と思い履修することに。
特撮、セット、殺陣、ストーリー構成などは、さすがに今となっては陳腐化している。といっても本作のせいではなく、その後のSF作品から日本のロボットアニメまで、色んな作品がこれをお手本にして、こすりまくった結果でもある。
特にガンダムに似てるな…というのが面白かった部分で、ビームサーベルや仮面の宿敵、宇宙兵器の操縦の最中に超能力的な異能に覚醒するところなど、全くのパクリとは言わないが、機動戦士ガンダムを作るにあたって、参考にした源流の一つだったことは察することができる。
私は詳しくないが、特撮物や宇宙物、SF映画の歴史の流れの中で見ると、撮影技術や世界観の幅に革命を起こすほどのインパクトがあったのだろう。冒頭の、敵戦艦が上を通過していくシーンだけでも何となく想像できる。CGのない時代に、恐ろしいまでのスケール感で見ごたえがあり、ついつい見入ってしまう。
子供の頃も、不思議と巨大メカに惹かれたなあ…と懐かしい気持ちに浸りつつ、楽しめた作品でした。名作なのに点数が低いのは、現代人が見てどの程度楽しいかを基準にしているのでご容赦を。
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