「壮大なサーガの希望の幕開け」スター・ウォーズ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
壮大なサーガの希望の幕開け
説明不要。映画史に残る永遠不滅のサーガ。
シリーズでは一番好き。
勧善懲悪、起承転結のエンターテイメント。
ルーカス少年がかつて親しんだ西部劇や海賊映画のような“他愛ない冒険活劇”を宇宙を舞台に蘇らせ、そこに、B級SF、神話、伝説、黒澤時代劇のエッセンスを織り交ぜ、唯一無二の世界を創作した。
レイア姫にメッセージを託されたR2と3POがタトゥイーンに流れ着き、ルークと出会う。オビ=ワンとハン・ソロとも出会い、旅立ち、レイア姫が囚われているデス・スターへ。帝国軍、ダース・ベイダーと一戦交える…。
思いがけない出会い~冒険は一見偶然の産物だが、シリーズを全て見てまた一から見ると、これは運命であり必然、作品世界的に言うとフォースの導きであったのだ。
好きなシーンがいっぱい。
20世紀フォックスのロゴ~ルーカスフィルム~メインタイトルに始まり…
開幕早々の帝国軍の追撃。
ダース・ベイダー初登場シーンは、ただ者ではない奴が出た!と思わせる。
R2と3POのタトゥイーンの砂漠の珍道中。
二つの夕陽に思いを馳せるルーク。(シリーズでも屈指の名シーン!)
叔父叔母の死。
命が幾つあっても足りないモス・アイズリー宇宙港。
一瞬にしてオルデラーンを破壊するデス・スター。
潜入したデス・スター内での攻防。
オビ=ワンの最期…と言うより、ルークに託し、自ら幕を引いたオビ=ワン。
そして! タイムリミット15分、最高のワクワク、ハラハラ、興奮と高揚のクライマックスを飾るデス・スター戦。
王座の間のフィナーレ。
…ああ、もう、挙げたらキリがない!
メインキャラもいいが、R2、3PO、チューイ、ストームトルーパーらマスコット的なサブキャラが好き。
やっぱR2、可愛いね。3POとの凸凹コンビは名人芸。
忘れちゃいけない(実は)帝国ナンバー2、ターキン総督。勝利目前だったのに~!
これ以上ないくらいマッチし、作品を盛り上げるジョン・ウィリアムズの音楽も。
全てはここから始まった…!